第17回 ブログ版農業講座「インターネットや雑誌のあれって本当なの?」

あっという間に寒くなり、暦の上ではまもなく大雪(今年は12月7日)を迎えます。みなさんの食卓にも新米が並んだ頃でしょうか。そして秋冬野菜の生産もそろそろ本番ですね。

 

今日は、11月21日に行われた農業講座のフォローアップをお届けします。

それでは豊嶋和人さん、よろしくお願いします。

今回は「インターネットや雑誌のあれって本当なの?」と題しまして、事前に質問を募り、いつもとは違った形で開催しました。質問パートと用意したレジュメの二部構成でしたが、レジュメのほうの説明が駆け足になってわかりにくかったと思いますので振り返ってみたいと思います。

 

 

とにかく日本は広いうえに、土地によってたくさんの種類の土がありますから、インターネットや雑誌の栽培に関する体験談や記述はそれらの違いを踏まえて読む必要があるというお話でした。

 

まずは土です。土が違うとなにが変わってくるでしょうか。

 

まんのう町内の土は主に灰色低地土や褐色低地土ですが、関東や九州に多い火山灰土のような軽い土は作業性がとても楽です。ご質問のなかに耕うん機に関するものがありました。重い土ですと畝立てや耕うんなど作業に応じてそれを得意とする耕うん機を用意したいですが、予算や置き場などの制約があり悩ましいところです。しかし軽い土では高い畝を立てる必要もないため機械も汎用のもので済んでしまいます。ということはおすすめの耕うん機を紹介している動画などではその畑の土がどんな土なのかをあわせて見る必要があるということです。

 

さらにはトンネルやマルチの張り方も変わります。杭がしっかりと入って容易に抜けない土でないと杭を打つ意味がありません。このあたりだと冬場のレタスなどには杭を打ってマイカ線でトンネルフィルムを押さえますね。下のような感じです。

杭の入らないサラサラの土では土でトンネルの裾を押さえます。換気はどうするのかというと春になるにつれてフィルムに穴を開けていきます。あるいは最初から穴が空いたフィルムを使用します。上の写真はフィルムを二重に張っていますが、内側は最初から穴が空いているフィルムです。

 

香川県のレタス屋さんが畝の上だけマルチを張ってその上に土を乗せているのをよく見かけますが、じつはこれは全国的にはあまり見ない方法です。一般的にはマルチの裾を下まで垂らしてそこで土を寄せて押さえます。どうしてこういう独特の技術が普及しているのかたいへん興味深いですが、ひとつにはマルチの片付けがしにくい土質のため、生分解マルチを利用して片付けなくてもいいようにしたのでしょう。こういうのですね。↓

 

 

気候、特に温度の差も重要です。日平均気温が1℃違うと言われても服やエアコンで調節できる人間には大した違いではないでしょう。しかし、日の平均気温を足していく積算気温で成長の速度が変わってくる作物では、1℃も積もれば大ちがいです。以前、1月に植えて4月の端境期にトンネルがなくとも収穫できるブロッコリー品種のことを種苗メーカーのカタログで知りました。ただしそれは福岡県久留米市での話です。では久留米市とここでは冬の気温にどれくらいの差があるでしょう。九州とは言え日本海側だし、あまり変わらないのではと考えながら調べると、生育期間中の日平均気温が1℃も違います。それならばというわけで、定植後に不織布でべたがけをかけてあげたところ、ちょうど久留米市と同じころに収穫できました。

 

 

不耕起栽培や無肥料栽培が理想的な栽培として紹介されることがありますけれども、これも条件次第です。このあたりの土は重く、雨ですぐに固まってしまうので耕起をしないとなかなか難しそうです。軽い土ならば不耕起栽培ができることもあるでしょう。というよりも軽い土は不耕起栽培に大きなメリットがあるのです。軽い土は耕うんによってほぐされると風で流亡しやすくなり、ということは土が減ってしまうということですからそれは避けたいですよね。

 

肥料がものすごく値上がりしている昨今、無肥料栽培ができればこんなにうれしいことはありません。ところで、作物が吸っているのは肥料でしょうか。厳密には違います。施肥した肥料を含む土壌中の養分です。ものすごく保肥力の強い土では開墾時などに大量に入れた堆肥やリン酸肥料の養分を少しずつ取り崩しながら作物が育つことがあります。これも土次第の話ですね。

 

 

そんなわけで所変われば畑仕事もおおいに変わってくるわけですけれども、それを踏まえた上でなるべく確かな栽培情報を得ようと思えば、全国各地の農業試験場のウェブサイトに掲載されている試験結果を参考にするのも楽しいです。

 

 

大産地の農業試験場にはその品目に関する知見が蓄積されています。例えば暖地タマネギならば佐賀県、キャベツなら千葉県といった具合です。意外なところでは東京の農業試験場のデータも参考になるんですよ。なぜならば東京の農業は、規模は小さくとも大消費地ど真ん中の立地を活かした鮮度勝負です。そこで鮮度が命のスイートコーンや枝豆の品種試験を頻繁に行っています。これが農産物直売所へ出荷する品種の選択に役立つというわけです。

 

 

もちろん地元の香川県農業試験場も大いに参考にしてください。香川県農業試験場が毎年発行している『研究報告』と研究成果集の『豊穣』は図書館にも置いてあります。香川県の農業試験場はお隣綾川町にありますが、綾川町の滝宮公民館で行われている家庭菜園教室のテキストが冊子になったものも郷土資料にあります。これはたいへんな力作です。ちゃんと綾川町の風土に根ざした記述になっているのがいいですね。家庭菜園や農業は風土を味わいながら楽しむ科学実験です。実験ですから仮説を立てて結果を検証しましょう。そのサイクルをうまく回すために知識はあって困ることはありません。図書館の本やウェブサイトなどを上手に使って楽しみましょう。

 

 

今回の講座で以下の本を紹介しました。

日本土壌協会『土づくりと作物生産』 6135ニ

農文協『農家が教えるマルチ&トンネル(張り方・使い方のコツと裏ワザ』 626ノ

藤井一至『大地の五億年(せめぎあう土と生き物たち)』 6135フ

中村宜督『食品でひく機能性成分の事典(からだにいいってホント?)』 料理1食品栄養学

畝山智香子『ほんとうの「食の安全」を考える(ゼロリスクという幻想)』 料理1食品栄養学

香川県農業試験場『香川県農業試験場研究報告』 6107カ

香川県農業試験場『豊穣』 6107カ

長尾義夫『綾川町家庭菜園教本』 6269ア

 

 

毎回、農業はとても奥深い……と感じますが、講座の中で「畑仕事は風土を味わいながら楽しむ科学実験」という言葉を聞いてとても納得しました。

今回参加されたみなさんからは沢山質問をお寄せいただきました。豊嶋さんには時間いっぱいまで質問にお答えいただきましたが、まだまだみなさん聞きたいことがある様子でした。

図書館では、備え付けの質問用紙やメールで随時質問を受け付けておりますので、ぜひご利用くださいね。

次回は、座談会スタイルで、ざっくばらんに豊嶋さんと参加者みなさんでお話しできる農業講座を計画中です。お楽しみに!!

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今月&来月のおはなし会🌟

冷たい風が頬をなで、冬の足音が近づいてきました。手袋やマフラー、コートの出番も間もなくですね。

身も心もひんやりする季節が近づいていますが、図書館では今月も、耳と目と、そして心を温めてくれる素敵なおはなし会が行われました😊

 

11月4日(金)は赤ちゃんのためのおはなし会👶

今回のテーマは「秋深まる(秋の風)」でした。

1歳未満の赤ちゃんが参加してくれて、掛け声を一緒に真似したり、手あそびやからだを動かす遊びもお母さんと一緒に参加してくれました。

今回は、満濃中学校からの職場体験で男の子が二人一緒に参加してくれました。

赤ちゃんが一緒に反応しているのを見て、とても嬉しそうでした。

こちらのおはなし会の様子は、職場体験秋の読書週間のブログでもお伝えしていますので、そちらもぜひご覧くださいね。

 

11月12日(土)は、さぬき語りの会さんによるおはなし会でした。

こちらもテーマは「秋」。

絵本を読みながらの問いかけに、子どもたちが元気いっぱいに答えを返してくれました!!

絵本に合わせて、歌や手あそびもやっちゃうよ~🤗

途中から子どもたちの数が増え始め、パネルシアターでは大勢の子どもたちが集まってくれました。

初めはちょっとご機嫌ななめだった子も…パネルシアターがはじまると、じっと見入ってます。

最後は子どもたち全員がパネルシアターを囲むようにしっかりとおはなしを聞き入ってくれていました。

 

今月最後は、11月20日(日)。

こちらも毎月おなじみの読み聞かせボランティアすまいりぃさんによるおはなし会。

今月は「秋のおはなし演奏会」と題して、スペシャルなおはなし会が行われました。

なんとなんと楽器のオカリナと詩の朗読のコラボレーション!

親子で楽しめるスペシャルバージョンでの開催でした😊

まずはじめは、オカリナ演奏と詩の朗読から。

続いて登場の大型絵本はとても心温まるお話。

しかも絵本と人形劇の同時進行で見ごたえ抜群!!

お次は、鍵盤ハーモニカの演奏と詩の朗読。

パネルシアターでは子どもたちも大きな声で参加してくれて、とても盛り上がりました。

最後の締めくくりもオカリナ演奏と詩の朗読でした。

あまり聞く機会のないオカリナの生演奏はとても音色が美しく、詩の朗読とのハーモニーはとても感動しました。

 

今月は秋満載のおはなし会になりました。

みんなで楽しめて、心もぽかぽかになりました。

さて、今年も残すところあと一か月!

みなさん心残りはありませんか!?

来月はいつものおはなし会に加え、またまたスペシャルなおはなし会を予定していますよ。

12月25日(日)午前10時30分と午後1時30分からの2回、クリスマスおはなし会をおこないます🎄

サンタさんの出てくるおはなしのほか、ピアノの伴奏やハンドベルの演奏もありますよ。

午前と午後でプログラムも変わるので、両方参加しても楽しめます。

図書館からのクリスマスプレゼント、ぜひご家族みなさんで聞きに来てください!!

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本と親しもう 秋の読書週間📚

山を見ればいつの間にやらすっかり紅葉し、あたたかい食べ物やぬくぬくのこたつが恋しい季節になりましたね。

秋の深まりとともに、図書館でもいろいろなイベントを行いました。

今日は秋の読書週間に行われた展示やイベントをお伝えします。

 

10月27日(木)から11月9日(水)は秋の読書週間でした🍂

図書館入口特設コーナーでは昨年からはじまった香川県内公共図書館連携企画「#つながる図書館」の展示をしました。第2回となる今年のテーマは「図書館から元気を届けたい!元気が出る本」です。今年は26館の図書館のスタッフがそれぞれおすすめの元気が出る本を紹介!

なかなかコロナがおさまらない、こんなご時世だから図書館から元気を届けたい!そんな図書館スタッフからの思いがつまった本がいっぱいです📚

 

そして今年もボランティアさんからお借りした作品を展示させていただきました✨

まずは、まんのう文学会の俳句・短歌・川柳の作品。いつもながら素晴らしい作品の数々です。ロビーでは多くの方が足をとめてひとつひとつの作品を鑑賞されていました。

 

つづいてはフォトクラブひまわりさんの作品です。「写遊会・彩」が新たに「フォトクラブひまわり」として名称変更されました。今回お借りした作品も秋の写真をメインにした美しい作品ばかりで、見入っている方が多くいました。

 

まんのう町竹細工同好会の作品は、毎回どうやって作られているのかしらと思うほど精巧で素敵な作品ばかりです。じっくり見て「すごいなぁ」とつぶやいている方も。

 

10月30日(日)にはおはなし会などで子どもたちに大人気のパネルシアター手づくり講座を行いました。パネルシアターとは、ボードを舞台にして、不織布で作った絵人形を貼ったり外したり、舞台のあちらこちらへ動かしながら演じるもの。

いつも図書館のおはなし会をしてくださっているボランティアグループさぬき語りの会さんが講師となり、パネルシアターづくりの指導と実践をレクチャーしてくださいました。

参加者はみんな楽しそうにひとつひとつ丁寧にパーツを作っていました。講座の数日後、実際におはなし会でパネルシアターを使って実演したという方も!はじめてのパネルシアター講座は多くの方に参加いただき好評のうちに終わりました😊

 

秋の読書週間のおはなし会は「秋」がテーマのおはなしを行いました。

10月29日(土)の季節のおはなし会ではまつぼっくりの出てくるおはなしをしたので本物のまつぼっくりを子どもたちに見せるとみんな興味津々!お家に持って帰る子もいましたよ。

11月4日(金)の赤ちゃんのおはなし会では職場体験に来ていた満濃中学校のお兄さんもお手伝い!参加者はみんなで楽しそうに体を動かしたり手遊びをしました🤗

11月3日(木・祝)は本と生きようさんによるおはなし工作会。おはなしをした後にえほんをつくる工作会をしました。1歳~10歳までの子どもたちと、一緒に来ていた大人の方まで楽しくえほんをつくってくれました。どの本も1冊として同じものはなくて、その人の思いがあふれる作品になりました📖

 

また出来上がったえほんは11月27日(日)まで図書館で展示しています。世界にひとつしかない個性あふれる作品をぜひ手に取ってごらんください。

秋の読書週間は終わりましたが、図書館ではまだまだ季節を感じる本の展示や、季節にちなんだおはなし会も定期的に行っています。

いつでもお越しくださいね!待ってまーす!!

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今月も職場体験ありましたよ!!

11月2日・4日の二日間、満濃中学校の生徒さんが職場体験に来てくれました!

みなさんには、図書館の仕事がどういうものか、実際に体験してもらいます。

 

まずは、本の紹介と展示!

「冬」というテーマのもと、自分がおすすめする本のPOP作成を行います。

たくさんの人に読んでもらえるよう、一生懸命文章を考えてくれました。

その本を持って、満濃中学校で給食を食べている3年生へ向けて本の紹介です。

緊張した面持ちながらも、みんなしっかりと発表できました✨

本とPOPは図書館内テイーンズコーナーにて12月いっぱい展示しますので、気になったものがあれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。

図書館の仕事は、やることが盛りだくさん。

あかちゃんおはなし会にも参加してもらいましたよ👶

始まる前に一生懸命覚えた手あそびを、一緒にやってもらいました🤗

お母さんも赤ちゃんも大盛り上がりでした。

カウンタ―での本の返却や修理作業も体験しました。

意外と気を付けることが多く、大変ですね。

書架整理では、みんなで協力して、本の移動作業を行ってくれました。

そしてそして!

図書館でやってみたい!やってほしい!そんなイベント案と、毎月2回変わる特設コーナー案を一緒に考えて、発表してもらいました。

まんのう町立図書館は来年、開館から10周年を迎えます。

その記念すべき年に当たるということで、みんな「10」にちなんだ企画や案を考えてくれましたよ。

中には私たちスタッフが思わずうなってしまうような素晴らしいアイデアも!!

みなさんが発表してくれたイベント案とコーナー案は果たして採用されるでしょうか!?

どうぞ来年の展示&イベントをお楽しみに。

 

時間はあっという間に過ぎ、無事二日間の職場体験を終えることが出来ました。

この経験を通して、図書館の仕事に興味を持ってくれると嬉しいです😊

そしてたくさん図書館も利用してくださいね。

2日間、お疲れさまでした。ありがとうございました!

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今月の展示 始まってます

今年も早いものであと2か月になりましたね。あっという間に空気も冷たくなり、ぽかぽかの太陽の日差しが心地よい季節になりました🌞

今月も心をぽかぽかと温めてくれる素敵な展示が始まりました。

 

入口すぐ横の特設コーナーでは秋の読書週間に合わせて「#つながる図書館」をテーマに展示をしています。

「#つながる図書館」とは、香川県内の公立図書館が同じテーマでそれぞれおすすめの本を選び、各館で展示をする連携企画です。今年は「図書館から元気を届けたい!~元気が出る本~」をテーマに、各館からのおすすめ本とまんのう町立図書館のスタッフのおすすめ本を一堂に展示しています。

それぞれ素敵なPOPも添えられていますよ。

そして今回は、先日職場体験に来てくれた中学生のおすすめ本とPOPも展示中です。

「#つながる図書館」の展示は11月10日までです。ぜひぜひご覧くださいね😄

そして11日からは「音が聞こえてくる」をテーマに展示を行います🎵

こちらもお楽しみに!!

 

続いて毎月楽しみなミニ特設をご紹介✨

夜が長くなるといろんなことに頭を巡らせますよね。気になることや悩みを「考える」、旅行に行きたくなる「古城めぐり」、毎日の生活に直結する「節約」術、ぎゅっとしたりモフモフしたり時にはちょっと怖い時もある「動物小説」。

ぜひみなさまの夜長のお供に……🌙

 

常設展示SDGsコーナー、11月の特集は『目標8 働きがいも経済成長も』です。

11月23日の「勤労感謝の日」に関連して、「働きがい」について考える本を集めました。働くみんなに感謝しつつ、働くことについてあらためて考えてみませんか。

 

ティーンズコーナーより、今月の図書館だよりのおすすめは「アートに触れよう!」です。

都心や海外など、実際には足を運ぶことが難しい美術館ですが、絵画や美術館の美術に関する本や小説を展示しています。本の中でアートに触れよう!

そしてそして、ティーンズもうひとつのおすすめは「冬」です。

こちらのコーナーはなんと満濃中学校とのコラボ企画!

今月職場体験に来てくれた生徒さんたちが自分で本を選び、POPを作ってもらいました。

展示も行ってくれましたよ😄

みんなが選んだ本はどれも素敵、POPも力作ぞろいです!

ぜひご覧くださいね。

 

ながーい夜のお供に。

ぽかぽかな日差しのお供に。

今月もみなさんのお越しをお待ちしております。

 

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🍂今月&来月のおはなし会🍠

10月もそろそろ終盤、すっかり風が冷たくなり、肌寒い日も多くなってきましたね🍂

今月は、秋の読書週間に合わせて行われた特別な季節のおはなし会を含めて、3つのおはなし会が行われました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

 

10/7(金)は毎月恒例の赤ちゃんのためのおはなし会。小雨の降る肌寒いお天気でしたが、たくさんの方がおはなし会のために集まってくれました😊

わらべうたではお母さんのおひざに座ってゆらゆら、ごとごと…
かと思えば風が上から下から吹いて、ふわふわお顔がかくれたり。

おはなしも、本をじっと見つめて聞いてくれています👀
小さいおともだちも多かったですが、最後までしっかりと参加してくれました✨

 

続いて10/9(日)は、読み聞かせボランティア「すまいりぃ」さんによるおはなし会。
秋がテーマのおはなしや手遊びなどで盛り上がりました。
はじめは恥ずかしそうにしていた子どもたちでしたが……

紙しばいでは、読み手がふたりに分かれて掛け合いを繰り広げると、子どもたちもおもしろそうに聞き入っていました。

大型絵本はさすがの大迫力! 思わず身を乗り出して聞き入っています。

この日は手袋シアターや歌も飛び出し、恥ずかしがっていた子どもたちもいつの間にか楽しそうにお話を聞いてくれていました。

 

今月最後のおはなし会は10月29日(土)に、秋の読書週間に合わせた特別な「季節のおはなし会」。

図書館スタッフによる「秋」をテーマにしたおはなし会でした。

最初は色をテーマにした、クイズ形式の絵本! 大きな声でこたえを教えてくれる元気な子どももいました😄

秋の落ち葉がたくさん出てくる絵本や、ハロウィンのかぼちゃ🎃の由来を楽しいおはなしで語る紙しばい、かわいいおばけ👻の出てくる絵本と、秋の雰囲気がいっぱいのおはなしに、子どもたちも思わず前のめりに。

まつぼっくりの絵本にあわせて本物のまつぼっくりも登場!

のぞき込んだりひっくりかえしたり、みんな興味深そうに見て触って、持ち帰ってくれました🤗

おうちでも、絵本や紙しばいのことを思い出して、家族でお話をしたり遊んだりしてくれるといいな。

さて来月は…11月9日(水)まで秋の読書週間です!

「本と生きよう!読書運動」さんによるおはなし工作会があります。おはなし会の後で、世界でひとつだけの、自分だけの手づくり絵本を作る工作会を行います📚

11月3日(木・祝)午前10時30分からと、午後1時30分からの2回行います。

工作会のみ予約が必要です。各回定員6名程度で、定員になり次第締め切りますので、お早めにお申し込みくださいね。

そのほか、毎月恒例のおはなし会もありますよ!!

来月のおはなし会もぜひお楽しみに。みなさんのお越しをお待ちしております😊

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あなたの理想のセンパイとは…? 理想のセンパイキャラをつくろう!

10月も終わりに近づきましたが、みなさんは秋を満喫していますか🍂

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋…いろいろな過ごし方がありますが、中には秋の夜長は物思いにふける、なんて過ごし方もありますね。

そんな「物思う」秋を過ごしているかもしれない10代(ティーンズ)を対象にした、素敵なイベントがありました。

10月16日(日)に、毎月恒例の「センパイ!聞いて」の特別企画、「理想のセンパイキャラをつくろう!」が行われました。

参加してくださったのは、中学生7名です✨

講師は、「センパイ!聞いて」でお馴染み、まんのう町慈泉寺の僧侶で満濃中学校の卒業生でもある、片岡妙晶さんです。

ワークショップでは、片岡さんが用意して下さったシートに、自分の理想とするセンパイ像を思い描いて、キャラクターの絵を描き、特技やくちぐせなどを考えて書き込みました。

その後、そのキャラクターに物語をつけていきました。

みんな自分のセンパイキャラが完成したところで、参加者で交流会をおこないましたよ。みんなはどんなセンパイをつくりましたか?

完成した作品を見せながらキャラクターについて話をする人、絵は見せられないけれどこんな人を考えましたと物語を話してくれる人で、みんな和やかな交流会になりました😊

片岡さんが「人は思ったことしかできないんです。心がそう思わないとできないんです。心の修行は毎日コツコツ。日常で意識してやっていたことも毎日続けておこなうことで、意識せずにできるようになり、自分の身についていきますよ。」と話してくださいました。

講師の片岡さん、参加して下さったみなさん、ありがとうございました。

ぜひ、これからもいろいろな理想のセンパイを見つけて、自分がどんな人になりたいのか考えてみてくださいね😝

 

悩んでいるとき、人と話をすることで心が軽くなることってありますよね。図書館では、10代のみなさんに向けて、本だけでなく人と話をして心が軽くなる機会を提案しています。月に1回(11月から第1金曜日の16時~17時)、片岡妙晶さんに来ていただき、話をする機会を用意しています。

次の開催は、11月4日(金)16時~17時です。ぜひ、気軽に片岡さんに会いに来てくださいね。

 

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🦊杉山亮先生のものがたりライブ 開催🍂

通る風は涼しさをはらんで秋を感じるようになりましたが、まだまだ日中は汗をかくほどの陽気が続いた10月前半。

あたたかな陽気と共に胸がわくわくするような素敵なイベントを開催しました😊

10月16日、名探偵ミルキーシリーズでおなじみの児童文学作家 杉山亮先生による、ものがたりライブが行われました。

当日はご予約・飛び込み参加の方含めて満席になるほどの大盛況の中、ものがたりライブは始まりました。

やさしい語り口で紡ぎだされるものがたりはとっても魅力的✨

思わず身を乗り出して聞き入ってしまいます。

現在山梨県にお住いの杉山先生ですが、ご自宅の近くの八ヶ岳を舞台にしたものがたりでは、思いもよらない展開で大人も子供も夢中になって声をあげたり息を呑んだり、大盛り上がり!!

手遊びや言葉遊びを交えながら、時間いっぱいおはなしをしてくださいました。

また、杉山亮先生と言えば四国丸亀藩を舞台に化け物退治で大活躍する少年剣士を描いた青空晴之介シリーズが大人気!

丸亀だけでなく満濃池も登場するシリーズもあり、ぜひまんのう町からも盛り上げたいと、熱く語ってくださいました。

ものがたりライブの後は質問タイム。

「どうして(おはなしを)書こうと思いましたか?」

「子供が本ばかり読んで勉強しないのですが実を結ぶことはあるのでしょうか?」

と、なかなか深い質問が飛び出しました。

ご自身の経験から、たくさん本を読み、たくさんの物語を想像することで自分が楽しく幸せに生きるために、自分が自分の人生を決めることができた、それが今までの仕事につながっているんですよ、とやさしく、心強いお答えが。

私たちの胸にもずっしりと響き、心に残りました。

もっとたくさんお話を聞きたかったのですが、あっという間に時間が過ぎ……😭

参加されたみなさんの心の中に、おはなしの灯がともり、いつまでも心を温かく照らしてくれることを願いつつ、ものがたりライブは幕を閉じました。

杉山亮先生、お忙しいなか、大変ありがとうございました。

参加して下さったみなさまも、ありがとうございました。

また図書館でものがたりライブを開催できる日を心待ちにしております。

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子どもの発達についてみんなで考えたい!

10月13日(木)に、発達障がいに関する特別講演会「子どもの気になる こんな時、あんな時~子どもの発達について」が行われました。

今回、図書館から子育てについてみんなで一緒に考える機会を持ちたいと「発達障害者支援センターアルプスかがわ」から新井先生に来ていただき、子どもの発達についてお話しいただきました。

参加してくださったのは、子育て真っ最中からは卒業されていて、子どもと関わる機会が多く、教育に関心のある方々。偶然にも新井先生とほぼ同世代の方々で、ちょっと昔の偏差値1本の価値観だった時代の子育ての話に、みなさん頷きながら聞かれていました。

「苦手なことを頑張ってもなかなか成果が出ず、もっと頑張れと言われるけど、子どもはみんな結構頑張っているんだよね。苦手なことは、努力では得意にはならない。苦手なことはほどほどに、得意なことを一生懸命やる。」

「発達障がいは病気ではなくって、それぞれに特徴と良さがある。」

「いろんな人が居て、いろんな職業があって、それが世の中を支えている。」

「子育ては親だけで行うものではなく、社会で行うもの。図書館も子育て資源の一つ。」

などなど、たくさんのハッとさせられる言葉がありました。

相談、質問タイムには、香川県ふじみ園相談支援センターから来てくださった作業療法士の鶴窪さんにも加わっていただき、ひとりひとり違う「感覚の特性」について、具体的なアドバイスをいただきました。

終始和やかな雰囲気の中、全員が子どもの成長のためにわたしたち大人が出来ることを真摯に考えている時間でした。

みなさまから「子どもの行動にも意味があり、そのことを知ると理解できる」と周囲の理解が広がることを切に願う声もあがり、図書館でも、今後もこういった取り組みを続けていきたいと、思いを新たにしました。

図書館では、20日まで、「みんなで知ろう!個性を知って理解を深める」の特別展示を行っています。図書館の本だけでなく、アルプスかがわさんからお借りした本や各種関連の情報冊子なども置いています。また、発達障がいについて相談できる関連機関のパンフレットもご用意しております。ぜひご覧ください。

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10月の新しい展示、始まりました★

秋分の日も過ぎ、だんだんと秋が深まってきましたね🍂

図書館では、秋の夜長のお供にぴったりの新しい展示が始まっています。

まずは入り口横の特設コーナーのご紹介から。

ずばり「警察小説」!!

映画やドラマになった大人気のシリーズや、読み応えたっぷりの長編シリーズが揃っています📚

警察小説を読んだことがないな…という方でも、アンソロジーでお気に入りの作家を見つけて読み切りやシリーズものを読んでみるのもおすすめ!!

また、警察のお仕事ってどんなもの? という子供向けの本もあります😊

 

毎月個性がキラリと光るミニ特設も新しくなりました✨

10月の「10」をテーマにした展示、10月14日の鉄道の日に合わせて集めた「鉄道」、「水の中」「脳」と、今月も気になるテーマがてんこもり。

新しい世界に出会えるかも……ぜひチェックしてくださいね🌝

 

続いてセンター展示のご案内です。

10月13日(木)に発達障害者支援センター「アルプスかがわ」より新井先生にお越しいただき、子どもの発達についてのお話を伺います。それに伴い、「みんなで知ろう!~個性を知って理解を深める~」と題して発達障がいに関する展示を行っています。

「アルプスかがわ」さんからお借りしたパネルや資料、本などをご紹介するほか、相談機関のパンフレットもご用意しています。

子育て中の方や子どもに関わる方はもちろん、みなさんにもぜひ見ていただきたい展示です。

 

SDGs10月の特集は、『目標6 安全な水とトイレを世界中に』です。

10月15日は「世界手洗いの日」。

日本では蛇口をひねれば水が出るのは当たり前ですが……

世界の国を見てみると、水道やトイレの設備が整っていない地域もあります。

どんな課題があるのか、私たちにできることは何か、展示している本を見て考えてみませんか。

 

最後にご紹介するのはティーンズの展示です。

今月のテーマは「きみは何者か!?」

なんで勉強するの? わたしの夢はなに?😣

だからこそ自分を深く見つめれば、未来がきっと見つかる!!

今月もたくさんの楽しい展示と、みなさまのお越しをお待ちしておりまーす!!

 

 

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