第25回ブログ版農業講座「あなたの疑問にお答えします」

10月21日に、今年度3回目の農業講座を開講しました。
テーマは「あなたの疑問にお答えします~まんのうの気候・土の特徴を知って活かそう~」。
まんのう町の気候や土の特徴を知って活用する方法や、「ルーラル電子図書館」を使っての情報収集について解説していただきました。
講師はおなじみの豊嶋和人さん。
さらに今回は「ルーラル電子図書館」を運営する農山漁村文化協会中国四国支部より長谷川貴央さんにも参加していただきました。

 

ルーラル電子図書館についてはこちらのブログもご覧ください。
出張!吉野公民館にて「ルーラル電子図書館体験会」開催

 

それでは早速、フォローアップとなるブログ版農業講座からお届けします。
豊嶋さん、お願いします。

 

 

「令和六年度農業講座 あなたの疑問にお答えします」にお集まりいただき、ありがとうございました。

 

今回は、情報収集の前に知っておくべき「まんのう町の風土」&「情報メディアの特色」についてと、図書館に導入されましたルーラル電子図書館を使った情報検索についての二本立てでお送りしました。

 

まんのう町の土については、ブログ版農業講座の第一回で少しふれました。まんのう町内の土についてもっと詳しく知りたい方には、日本地図に土壌の特徴を落とし込んだ土壌図というものが公開されています。

https://soil-inventory.rad.naro.go.jp/figure.html

 

YouTubeやNHKの園芸番組などでは関東に多い黒ボク土で野菜を作っていることが多いですが、まんのう町に多く見られる「低地土」との違いを確認してから情報に触れると、参考にできる点、そうじゃない点についての理解が深まります。

 

 

種を播く時期や収穫時期に関わってくるまんのう町の気候については第七回で検討しています。おっと、4年前の記事ですので年間平均気温の平年値が古くなっていますね。せっかくなので更新しておきましょう。

 

 

地点 (1981~2010年の年間平均気温)→

1991~2020年の年間平均気温

 

滝宮 (15.1℃)→15.4℃
財田 (15.1℃)→15.3℃
善通寺 (16.2℃)→16.5℃

 

そして2021年以降、3地点ともに、ということはその中間に位置するまんのう町もおそらくは、この新平年値より高い気温になっています。温暖化の影響ですっかり立派な暖地になってしまいましたね。さて、今年の冬はどうでしょうか。

 

 

そんなお話をふまえながら、書籍や雑誌、YouTube動画といった各種情報源のいいところを集めたようなデータベース「ルーラル電子図書館」の使い方を農文協の長谷川さんに教えていただきました。

 

手前味噌ながら、以前『現代農業』誌に書いた、

町の図書館と電子図書館で課題を克服する」

という記事が現代農業のウェブサイトで読めるようになっています。じつはわたしは自宅でルーラル電子図書館を導入しているのです。だって便利なんですもん。よかったらこちらの記事も参考にしてみてください。

 

最後に、当日会場に並べてもらった参考図書です。情報をうまく活用するための基礎知識を提供してくれる本を集めてみました。

 

 

農文協『今さら聞けない〇〇の話きほんのき』シリーズ

誠文堂新光社『図解でよくわかる〇〇のきほん』シリーズ

農文協『新野菜つくりの実際 第2版』シリーズ

日本土壌協会『土づくりと作物生産(収量・品質向上のための土づくりの基礎)』  6135 ニ

川島和夫『展着剤の基礎と応用(展着剤の上手な選び方と使い方)』  6158 カ

 

豊嶋さん、ありがとうございました。
また当日、長谷川さんには「ルーラル電子図書館」の使い方や見方についてとても詳しく教えていただきました。ありがとうございました。

 

テレビや本、雑誌、インターネットなど情報源は様々ありますが、上手に利用して農業に活かすためのポイントなどをお話してくださいました。

情報の精査や取捨選択はなかなか難しいところですが、私たちの暮らす土地の特徴が分かれば、より良い情報活用が出来るかもしれませんね。

 

今回の農業講座で利用した「ルーラル電子図書館」は、まんのう町立図書館でどなたでもご利用いただけます。利用希望や利用方法については図書館スタッフまでお声がけくださいね。

 

豊嶋さんにご紹介いただいた参考図書は図書館で貸出できます。
こちらもぜひご覧ください。

 

また図書館では随時、農業に関する質問を受け付けています。
館内に備え付けの質問用紙にご記入していただき、カウンターまでお持ちください。
いただいたご質問は豊嶋さんに回答していただき、館内に掲示し、ホームページへも掲載いたします。

 

次回の農業講座は、2025年1月27日(月) 10時30分より、「春夏野菜の土づくり」をテーマに行う予定です。
詳しくは館内掲示、または図書館ホームページやフェイスブック、行政放送等でお知らせいたします。
ご案内まで今しばらくお待ちくださいませ。
みなさまのご参加をお待ちしております。

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郷土史講座「満濃池~絵図に描かれた満濃池~」

10月14日(月・祝)、郷土史講座「満濃池~絵図に描かれた満濃池~」が開催されました🐉

講師はおなじみ、四国学院大学講師の池内敏樹さん!

2019年に国の名勝に指定されたまんのう町のシンボル「満濃池」についてのお話です。

満濃池には長い歴史があり、どこを取っても興味深い内容ばかりです。

 

満濃池の歴史について、今回は題名通り貴重な絵図資料を使って語っていただきました。

最初に、町職員がオークションでゲットしたという近世の絵図、「満濃池遊鶴図」を見せてくださいました。昔は、満濃池に鶴が飛来していたんですね。

この史料には、満濃池の重要なポイントが描かれています。

護摩壇岩、堤、池之宮、余水吐(ウテメ)…ハイ!これらは、今から大事なところです✋

近世の堤は、護摩壇岩と池之宮をつなぐ形だったようです。

 

さっそく先生から問題!

いただいたパンフレットを開いて、幕末から明治初期の図絵を確認。護摩壇岩、堤、池之宮をさがしてみましょう。

どこにあるか分かるかな??今とは少し異なる満濃池の姿に、受講者もうーんと考えている様子でした。

 

また、基礎知識として当時のため池の取水設備の構造も教えてくださいました。

構造の史料にもしっかり残っているんですね!

満濃池の近世の取水設備はなんと木造😲

宮大工が設計した竪樋やユル、底樋は、当時の最新テクノロジーを駆使して作られたそうです!

工事現場は大切な技術の伝播の場。集まった庄屋さんたちは、そこで得た技術を郷里に持ち帰ったり、人脈を築いたりしたそうですよ。

絵図には工事に関わる藩の幟も見えました。知識があれば、絵図からいろんなことを読み解くことができるんですね。かっこいい!

工事の中でも底樋の工事は、堤をまるっと掘り下げての大工事です!

大勢の人を動員しての工事の様子は見物人を集め、当時の観光地にもなっていたそうです。

堤を踏み固めるため、音頭に合わせて大勢が一斉に動く様子を描いた絵図は、まるでスイミー🐟

一塊となって巨大な生き物のようでした。

 

とはいえ、木造の底樋は度々工事が必要になります。

そこで、底樋が石造化されました。

しかし竣工の翌年に堤が決壊し、大惨事に。

当時の図絵では、堤がまるごと抉れてなくなっています。

そしてなんと、干上がった満濃池の中に川が…

満濃池は、それから明治時代まで放置されることになったそう。

 

今でこそ全国的に知られる満濃池ですが、実は中世の間にも姿を消していたということです。

屋島の合戦の前年に決壊し、なんと!以後450年間存在しなかったとのこと。

その間に、池跡の中に池之内村が成立したそうです。

お!

地名にしっかり名残があって嬉しくなりました。

 

 

時代は下って明治時代、長谷川佐太郎氏の尽力で、再び満濃池が復活!

この時、大きな変化がありましたよ。

底樋は余水吐があったところ下にトンネル化。

余水吐はというと、護摩壇岩側、東になりました。

 

 

大正時代になると、工事の様子が写真で残されています📷

「満濃のユル抜き どっとせーい」の掛け声とともに、ユルの栓(すっぽん)が引き抜かれる様子。

大勢で梃子の原理で抜いていたんですね。

 

この頃赤レンガ取水塔ができ、満濃池のシンボルになったそうです。

現在の取水塔は戦後のもの。赤レンガでできた大正ロマンな取水塔も見てみたかったなぁ…😌

 

現代の満濃池をパンフレットで確認してみましょう。

護摩壇岩、堤、池之宮はどうなっているかな?

おやおや? なんだかおかしいぞ?

 

昭和の改修で、満濃池が6m底上げされました。

そこで、大きな変化があったんです。

堤防が後退して護摩壇岩が陸から切り離されてしまいました!

池之宮のあった場所は水に沈んでしまったそう。でも、ご安心ください。池之宮は現在の神野神社だそうです。

余水吐もトンネルになり、堤防の向きも南西に変化。

 

満濃池は忘却と改修を重ねて、徐々に今日の姿になっていったんですね。

 

 

ここでお待ちかね、前回参加された方からリクエストのあった龍神伝説のお話も聞けました🐉

 

今昔物語から、子蛇になってひなたぼっこしていた龍が天狗にさらわれるお話。

龍って、水がないと元の姿に戻れないそうで、ちょっと可愛らしいですね😊

 

京都の神仙苑での、弘法大師による雨乞祈祷の様子も描かれていました。

現れたのは5尺の蛇。やっぱり龍は蛇の姿です。

 

龍神伝説は弘法大師とともにもたらされたとのことでした。

 

ところで、この蛇の姿で現れる龍、何者なのでしょう?

答えは善女龍王。そう、綾子踊りの龍神様!

善如龍王という男性の神様が、善女龍王という女性の神様に変化していったそうです。

人間の姿でもしっぽがありますよ🥰

竜王山という名の山には、この神様が祀られているんですって😲

 

 

今回の講座は、パンフレットを使ってクイズの出題があるなど、参加者様を交えての楽しい講座となりました!

質問タイムでは、参加者された方たちも聞きたいことが止まらない様子!

地域のみなさんの、満濃池に対する関心の高さがうかがえました。

さすが、まんのう町のシンボルですね★

 

今年度の郷土史講座はこれにておしまい!

 

 

今年度開催した講座はこちら!

どの講座でも、奥深い郷土の魅力を再発見できました🔍

 

まんのう町立図書館では、来年度も新しいテーマで郷土史講座を開催していきます。

満濃池は、テーマを変えて毎年開催予定ですよ😃

講師はもちろん、池内敏樹さん。

詳しくは、ブログやFacebook、行政放送などでお知らせします。

 

 

池内さん、参加してくださった皆さま、来年度もまたよろしくお願いしまーす!

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10月&11月のおはなし会🍁

まもなく10月が終わりを迎えますね。
さすがに最近は肌寒さを感じる日も増えてきました。

今月は季節のおはなし会を含む、4つのおはなし会が行われましたよ。
それでは早速様子をお届けします!

10月4日(金)10:30~ あかちゃんのためのおはなし会

小雨の降る日和でしたが、初めて参加いただいたお友だちも来てくれました!
今月は、身近なたべものが出てくるお話と、ちょっと体を動かしたり、手遊びをしましたよ。

りんごのおはなしでは、
「朝にりんごを食べたねー」「(お洋服のりんごの絵が)絵本と同じだねー」というような親子の会話も🍎

紙芝居は、おはなしに出てくる歌に合わせて親子で体を揺らせて、楽しく聞いてくれました。
続いて紙芝居に出てきた手遊びにチャレンジ!

あかちゃんに声かけしながら
親子で触れ合う時間をすごしていただけました。

 

10月12日(土)10:30~  本と生きようおはなし会

今日のおはなし会は「ねむたいおはなし」をテーマに絵本を読んでくれましたよ。

初めは小学生の女の子1人だったのでソファーに座っておはなし会が始まりました。
「本と生きよう」の歌をうたった後、Tシャツにも同じ絵が描かれていることに気づいてくれましたね。ありがとう!!

気になったところがあると、本の絵を指さして、いろいろお話をしてくれましたよ。

途中から1歳のお子さんとお母さんも参加してくれました。
カラフルな絵やネコがいっぱい出てくる絵本は特に興味を持った様子でじーっと目を離さず見ていました。

最後に「おはなしをつなげるワーク」をしました。
今日参加してくれた子どもたちからイメージした「ピンクのシャツを着てカチューシャした女の子」のおはなしをみんなで作っていきました。
「ピンクのシャツ……」と言った時、小さなお子さんが「あっっ😲」と声を発した時にはみんなわかるの?ととってもビックリしていました。
みんなでおはなしをつなげながら、どうなっていくのか、ワクワクしながら取り組みました。

おはなしをつなげるワークではそれぞれに思うことを話して楽しい時間となりました。
ありがとうございました。

 

2024年10月20日(日)10:30~  すまいりぃさんのおはなし会

食欲の秋。
今月はおいしいおはなしをメインに読んでくださいました!

最初は、オーダー(リクエスト)を受けてパンのおはなしから。

みんな大好きおいしいパン。
かわいいパン、おもしろいパンの数々に目がくぎづけ!
大型絵本で楽しみました。

続いては
ヤッホー!
と声を出したくなるような、やまびこくんが出てくるおはなし。
秋のよい季節には空気も澄んでいて声を出したくなりますよね。

ほかにも
おいしいドーナツが出てくるおはなしと紙芝居もしてくださり、
最後はおいしいおはなしでおなかいっぱいになりました。

次回のおはなしも楽しみですね。

 

2024.10.26(土)10:30~ 季節のおはなし会

今年は残暑が長引き、10月も終わりかけてやっと秋の気配が感じられる
陽気となってきましたね。
今月は、図書館スタッフによるちょっと特別な季節のおはなし会を開催しましたよ🍂

最初のおはなしは…落ち葉の中に生きものが隠れているよ。
みんなで「ふー」って吹いてみよう!
せーの…ふー!!!!

ふーっと吹く度、落ち葉の下から木の実や葉っぱで作った
カワイイ生きもの達が出現👀✨
みんなでいろいろな生き物を発見しましたよ😊

わらべ歌ではハンカチを使ってヒラヒラ舞い落ちる落ち葉を連想して楽しんだり、
木の実の出てくるわらべ歌を親子で触れ合いながら楽しみました🎶

山や町の景色も鮮やかに染まり、秋の実りがおいしく感じる季節。
淡く色づいた森の駅では到着する度、美味しい食べ物ががどんどん増えていきますよ。

終点駅では、秋の美味しい食べ物で列車はいっぱいになりました🚋🚋🚋

陽が沈む時間も少しずつ早くなり、肌寒く感じる今日この頃。
季節を感じる絵本やわらべ歌から秋を感じていただけたのではないでしょうか?

今月のおはなし会で紹介した本(所蔵分)はこちらです。

 

来月のおはなし会はこちらです。

11月はいつものおはなし会にくわえ、
11月10日(日)には本と生きよう!読書運動さんによる「おはなし工作会」がありますよ!!
おはなし会のあとに手づくりえほんを作ります📖

午前の部は10:30から
午後の部は13:30から

おはなし会の参加は自由ですが工作会はご予約が必要です(参加は無料)。
定員は各回10名までです。
ご予約・お問い合わせは図書館カウンター、またはお電話で受け付けています。

あなただけのすてきな絵本を一緒に作りましょう✨

冬に向かって少しずつ寒くなっていきますが、あたたかいおひさまの光がいっぱいの図書館に来れば、心も体もぽかぽかになりますよ😊
おでかけのついでに、お散歩の寄り道に、いつでもお立ち寄りくださいね。

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秋の読書週間はじまりました!

今年も始まりました秋の読書週間です🍁

 

今年は10月27日(日)~11月9日(土)

期間中は楽しいイベントや展示がいっぱいですよ!

 

 

まずはイベントのご紹介!

 

26日(土)には、秋の読書週間に先駆けて季節のおはなし会を開催しました。

いつもと違った特別なおはなし会。

秋らしい絵本の読み聞かせで、季節を感じていただきました🍂

 

その他、おはなし会はまだまだ続きますよ😊👍

 

11月1日(金)10:30~「あかちゃんのためのおはなし会」👶

午前中の赤ちゃんタイムもいつもどおり♪

赤ちゃん連れの方、気兼ねなくお越しください!

 

11月2日(日)10:30~「大人のためのおはなし会」

大人のみなさん、おはなしの世界を楽しんでみませんか?

ちょっといい時間を一緒にすごしましょう!

 

11月4日(月・祝)10:30~「大人のためのおしゃべり朗読会」

(定員に達しました)

演劇作家・俳優・コキカル主宰の桐子カヲルさんを講師にお招きし、みんなで朗読を楽しみます。

声を出すって、楽しくて、いろんないいことがあるんです!

 

11月9日(土)14:00~さぬき語りの会さんによる「ストーリーテリング」

本を使わず、おはなしを語ります。耳からの読書を楽しみながら、おはなしの世界を想像してみませんか?

大人の参加も歓迎です♪

 

11月10(日)は本と生きよう!読書運動さんによる、おはなし会&おはなし工作会「手づくり絵本をつくろう」

午前の部と午後の部の二回開催されます。。

【午前の部】10:30~12:00

【午後の部】13:30~15:00

おはなし会の後に、画用紙を使って絵本づくりに挑戦📖🖌

思い思いのおはなしを形にしてくださいね。

工作会へのご参加は、事前に予約が必要ですが、おはなし会はどなたでも参加OK!

今知った! 急に聞きたくなった! そんな方もぜひどうぞ🏃

 

 

その他、秋の読書週間期間中は、ブックリサイクルも開催中!

ロビーの机の上には、みなさまがお持ちくださった本がたくさんありますよ!

ご協力ありがとうございました!

集まった本は自由にお持ち帰りいただいて、新たな本との出合いになってくれたら嬉しいなぁ😊

 

 

秋の読書週間の展示もご紹介!

 

まずは香川県内公共図書館連携企画「#つながる図書館」の展示から見ていきましょう!

 

今年は、県内の公共図書館が「秋の夜長に読みたい本」をテーマにおすすめ本を選びました。

読書の秋、快適な夜にぜひ読みたいおすすめの本がそろってますよ🌃

 

もちろん、まんのう町立図書館スタッフのおすすめもあります!

 

…それからそれから♪

「わがまちのイチオシ」も

県内の公共図書館から、それぞれの町に関係するオススメ本をご紹介しています。

知らなかった香川県を見つけられるかも。

「#つながる図書館」の企画で、県内の図書館をめぐるスタンプラリーも開催しており、

まんのう町立図書館も参加しています。

まんのう町立図書館は、ちょっぴり大きなかりまいちゃんのスタンプです💛

ぜひ参加してみてね。県内図書館のスタンプ、コンプリートできるかな?

 

さて、次は

「どくしょをさがそう」

「ど」「く」「し」「よ」の文字からはじまる本を、みんなで探して展示しますよ!

みつけてもらった「どくしょ」は、ボックスの側面にペタペタ貼っちゃいます!

いっぱい見つけてくださ~い📚

 

続きまして「読みたい本みーつけた」

みなさん、読みたい本をどうやって見つけていますか?

あなたの本との出会い方を教えてくださ~い!

ロビーの貼り紙に自由に書き込んでもらい、みなさんの本との出会い方をシェアする

ものです。新たな本との出会い方を発見できるかも!?

また、ブックガイドなどからの本も展示していますので、本探しにぜひ役立ててくださいね。

 

 

町内で活動している各団体様の作品展も開催中!

 

ロビーには、まんのう文学会さんの風流な作品が展示されています!

ひとつひとつの言葉が刻む人生…深いです。

じっくり味わってください😌

 

多目的室には、フォトクラブひまわりさんの素敵な写真も📷

部屋に入った途端、鮮やかな色彩🌈

切り取られた美しい瞬間に思わず足を止めてしまいます。

 

竹細工同好会さんの作品は、いつもハイクオリティ✨✨✨

今年は美しい竹籠が勢ぞろい!圧巻!

今年の干支の辰と、来年の干支の巳の置物もかわいらしい🥰

踊るひょっとこの躍動感にも注目です👁👁

 

 

秋の読書週間で賑やかな図書館に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

みなさんの読書の秋を、実り多いものにするお手伝いができれば幸いです🌰

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職場体験レポート②

今年度2校目となる図書館職場体験に、当館のおとなり、まんのう町立満濃中学校から、7名の生徒さんが来てくれました。

10月2日・3日に行われた2日間の職場体験の様子をお届けします。

 

 

まずはスタッフも含めて全員で朝礼を行った後、新聞の設置や機器類の起動、各種用紙の補充などグループに分かれて開館の準備をしました。

開館後もグループに分かれてカウンターでの本の返却作業や、本を元にあった棚の位置へ戻す作業などを体験しました。

また別のグループは、特設コーナーの本の準備、展示を体験。
本のバーコードを読み取ったり、展示用のPOPを作ったりと細かい作業を終えたら、見やすいように、わかりやすいようにと考えながら本を並べていきました。

 

図書館や図書館の仕事についての座学では、みんな考えながらメモを取ったり、意見を発表してもらう場面も。

その後もグループに分かれてカウンター作業をしたり、イベント準備を行ったり、新聞記事の切り抜きをしてもらったりと大活躍!

職場体験に参加してくれた各校の中学生全員で作りあげる、ティーンズおすすめ本の展示。この日は本選びとPOP作成を行い、1日目の体験は終了です。

 

続いて2日目は昨日のPOP作成の続きと、完成したPOPと選んだ本の展示からスタート。
ずいぶん賑やかになってきました✨

展示が終了したら、再びグループに分かれての作業。

利用者さんが探しやすく使いやすい本棚になるように
本の移動をします。普段利用している館内の棚だけでなく、スタッフしか入れない閉架書庫の移動を行いました。他にも、本の修理を行ったりと、普段なかなか目にすることのないお仕事も体験してもらいました。

 

あっという間の2日間はこれで修了です。
図書館にはたくさんの細かい仕事や大掛かりな作業があり、スタッフはいくつもの仕事を行っています。
静かに座っているだけに見えるかもしれないお仕事ですが、図書館のことを知って、さらに興味を持ってくれればうれしいです。

 

満濃中学校とはおとなり同士。
みなさんの身近な居場所でありたいと願っています。
またいつでも来てくださいね!

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福祉講座~地域と支える認知症介護~

9月は21日の「世界アルツハイマーデー」に併せ、介護と福祉に関する講座を2つ開催しました。

9月20日(金)のまんのう町地域包括支援センター、認知症キャラバンメイト様による「認知症サポーター養成講座 in 図書館~ユマニチュードで広がる優しさケア~」、
9月28日(土)の社会福祉法人正友会様による講演会「福祉講座 地域と支える認知症介護」です。

9月20日の認知症講座についてはこちらからご覧いただけます。

 

今回は、9月28日(土)に開催した講演会についてご報告します✨

社会福祉法人正友会様の協力のもと「地域と考える認知症介護」をテーマに、実際介護のお仕事をされている専門の方を講師にお迎えし、どのように地域と連携をとればいいのかなどの手段、方法や、介護する側と介護される側の心情、工夫などくわしくお話をしていただきました🥰

 

まず最初は、やすらぎ荘施設長の盛さんによる講座です。

「ひとりで悩まないで一緒に考えてみませんか」をテーマとしてご自身の体験に基づいた講座内容で、とても心地よいやさしい口調でお話してくださいました。

盛さんのご家族は、県外にご両親と近くにご兄弟の方がお住まいなので、SNSを通してご両親の近況をやりとりしていらっしゃるそうです。

 

認知症といってもいくつか種類があり、アルツハイマー認知症の初期症状はもの忘れから始まり、時間や場所、人物を認識し理解することが困難な見当識障害がおこってきます。また、血管性認知症の場合は、同じく初期症状は物忘れですが、感情がコントロールできないので怒りっぽくなったり感情がころころと変わったりすることが特徴です。

 

認知症サポートと聞いたら、主に、病院への通院や薬の管理、生活環境を整えたり、介護サ―ビスを利用したりなど、ご家族のサポートが思い浮かぶと思います。

でも、ある日家族が突然サポートが出来なくなったら?

急なことで介護サービスに連絡できなかったら?

実は、頼れるのは、ご近所の方のサポートです。

ご近所の方に、家族が認知症だということを隠さず伝えることが、ご近所の方はもちろんのこといろいろな方の目で認知症の方を見守ってもらえる第一歩なのです✨

 

お次は丸畑さん、盛さん、香川さん、参加者のみなさんと輪になってのディスカッションです。

参加者のどの方も、認知症に興味のある方たちばかりでしたのでいろいろな意見や、個人の考えもたくさん聞けてとても有意義な時間を過ごせました。

 

参加者の中に、多趣味でアクティブな方がいらっしゃいました。

その方がモットーとしていることは「頑張りすぎない!笑顔をたやさない!ポジティブな思考を持つ!」ことだそうです✨

どんなことにおいてもこの3つは大事なことだと思います🥰

笑顔をたやさない人はとても素敵ですよね💓

 

来年度も認知症講座を開催予定です。

次回も、参加者のみなさまと一緒に考える時間を設けられたら思っています。

スタッフ一同 みなさまのご参加お待ちしています👋✨

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職場体験レポート①

まんのう町立図書館では毎年、近郊の中学校からの職場体験の受け入れを行っています。
今年度は3校からやって来てくれます。

その先陣を切って、9月26日・27日の2日間、琴平町立琴平中学校の2年生2名が職場体験に来てくれました。

さっそくレポートをお届けします!

 

緊張の1日目は、自己紹介を兼ねた朝礼の後、開館作業から始まりました。
図書館は10時に開館します。
それまでにポストから新聞を回収して綴じたり、検索用のパソコンやタブレットを起動させたりと、開館までにみなさまをお迎えする準備を整えます。

 

開館したら、カウンターで返却作業を体験してみましょう。
まんのう町立図書館では、2回返却を行います。これは返却漏れをなくすため。しっかりと確認しながら、1冊ずつ丁寧に返却します。

返却した後は、本の中身を確認。
汚れや破れがないか、しおりやレシートが挟まっていないかチェックします👀
チェックが終わった本は、順次棚へ戻します。

 

続いては図書館のお仕事についてお話しました。
約1時間の講義中は、真剣な面持ちでメモを取りながら、しっかり聞いてくれていました。

 

今回参加してくれた生徒さんからは、事前に「読み聞かせがしたい」と希望を伺っていました。
そこで1日目は読み聞かせの練習を行い、2日目に実際に町内のこども園へ向かい、読み聞かせを体験してもらうことにしました。
読み聞かせの練習では、声の出し方や本の持ち方かなどお話し、スタッフが実際に本を読んで見せました。
その後はスタッフと一緒に本を選んで読み聞かせや、手遊びの練習を行いました。

 

そのあとは展示コーナーの本のシール貼り替えなどを行い、1日目は終了しました。

 

 

2日目は朝から読み聞かせに出発🚙

今回、まんのう町立琴南こども園さんにご協力いただき、子どもたちの前で読み聞かせを行いました。
緊張していたと思いますが、練習の成果を発揮し、無事、読み聞かせを行うことができました😆
子どもたちと一緒に手遊びも行い、読み聞かせの後には子どもたちと交流も出来ました。

 

図書館へ戻ってからは、本の展示とPOPづくりに挑戦!

今年度職場体験に参加してもらうすべての中学生には、ティーンズコーナーからおすすめの本を選び、POPを作って展示をしてもらう体験を予定しています。

トップバッターの2人にもさっそく挑戦してもらいました。
選ぶ本にもPOPにも個性がキラリと光っていますね✨
POPと本の展示は順次増えていく予定です📚
11月初旬まで展示の予定ですので、実物をぜひご覧くださいね!

 

図書館にはほぼ毎週新しい本が入りますが、本は果たして棚に入りきっているでしょうか?
実は棚を増やしたり本を移動したりなどしています。
今回は本の移動をしてもらいました。
本を取り出しやすく、また新しい本を入れやすくなりました。

 

頭も体もしっかり使って、2日間の日程は無事終了です。
お疲れさまでした😊

図書館や図書館のお仕事について、色々知ってもらえたでしょうか?
この経験が、将来について考えるきっかけになってくれればうれしいです。

これからも、図書館へ来て、たくさん利用してくださいね!!
図書館で待っています✨

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10月の展示

10月に入り、夏が足早に遠ざかっていくのを感じますね。

朝晩ひんやりしてきましたが、いかがおすごしですか?

 

 

それではさっそく、10月の特設コーナー「キャンプに行こ!」⛺

夏には災害級の暑さでなかなかできなかったでしょう、屋外活動に誘います!

気候のいい今こそ、おもいっきりアウトドアを楽しみたいですね。

遠出が難しいという方も、料理でキャンプ気分を味わうのも楽しそう!

自然の中にお出かけの際は、安全面に十分お気をつけください⚠🐗

 

 

今月のSDGsの目標は「目標2【飢餓をゼロに】」

世界には9人にひとり、食べたくても食べることができない人が8億人以上いるといわれています。

最近では、私たちが住んでいる日本も、値上がりラッシュ、物価高が続いていますがみなさんはどのような工夫をしていますか?

まだ食べられる食べ物がたくさん捨てられていたり、値段が安いのでついつい不要な物を買ってしまうことは、食品ロスにつながっていることを意識することが大切です。

また「フードチェーン」という言葉を聞いたことがありますか?

フードチェーンとは、食品の生産、加工と流通、販売、消費の流れのことです。食べものを通して、世界の国や地域はつながっています。食卓に並んだ食べものだけではなく、それが作られ、運ばれる中で使われた目に見えないつながり、つまりその物の「価値」のつながりも考えていきましょう。

今月は、フードチェーンについての本、食を考える本や、飢餓をなくすにはどうすればよいのか考えるきっかっけになる本を紹介します。

 

 

ティーンズコーナーは「アートに触れよう」🎨

「芸術の秋」がやってきました。

本の中でさまざまな芸術に触れてみませんか?

 

 

10月14日(月・祝)には、郷土史講座「満濃池~絵図に描かれた満濃池~」が開催されます。

講座にともない、満濃池コーナーがぐぐーんと前に出てきました🐉)))

「こんなコーナーあったんだ?」という方も、コーナーの本を手に取って郷土の魅力を再発見しちゃいましょうー🔍

郷土史講座もまだまだご参加受付中ですよ~😊

 

 

図書館への道もすっかり爽やか✨

散歩がてらふらりとお立ち寄りください♪

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パネルシアターてづくり講座

9月23日(月・祝)パネルシアターてづくり講座が開催されました。

 

パネルシアターとは、特殊な布を巻いたパネルボードの上に不織布で作った絵人形を、動かしながら変化にとんだ演出ができる人形劇のことです。おはなしにあわせて、子どもたちに語りかけたり、クイズを出して一緒に参加したり、アイデア次第でいろいろな楽しみ方が出来ます。

 

今回講師を務めて頂いたのは、まんのう町立図書館で毎月第2土曜日14時から

おはなし会を実施していただいている、さぬき語りの会様です。

おはなし会の中でも実際にパネルシアターを使用し、子どもたちに向けて毎月楽しい

おはなしを行って頂いております☺

 

毎年行われているこの講座は今年で3回目の開催となり、今回はストーリーのあるパネルシアターを制作しました。リピートして参加して頂いている方を始め、今回が初めての参加という方もおられ、皆さん楽しく制作に取り組んでおられました。

 

まず最初に、本日制作するパネルシアター、さぬき語りの会さんのオリジナル作品

「ヤギとこおろぎ」を実演して頂きました。

 

物語のシナリオに沿った穴埋め形式の問題に取り組んでいただき、答え合わせをしながらおはなしの流れを理解した後、作業手順を聞いていよいよ制作開始!

みなさんだんだんと無口になっていき…表情も真剣そのもの。

物語に登場するおばあさんの洋服の柄やぶどう、やぎなどみなさんのオリジナルセンスが

光る人形が次々に完成していきました。

世界に1つだけのオリジナル作品が完成したところで…

最後は1人ずつ前に出て作品を紹介してもらい、今回の講座は終了となりました。

 

グループごとにみなさんお喋りをしながら、終始楽しく制作していました。

また、作品も個性あふれる素晴らしいものが完成していました👏👏👏

今回、制作していただいたパネルシアターを色々な場で活用していただき、子どもたちの

読書の関心の1つに役立てて頂ければ幸いです🥰

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認知症サポーター養成講座 開催

図書館での認知症サポーター養成講座は、前回に引き続き2回目✨

毎年9月21日「世界アルツハイマーデー」にあわせ、認知症とともに生きる地域づくりの実現に向けた取り組みの一つとして、講座の開催や、関連本の展示し、認知症の方を支えるご家族の方はもちろんのこと幅広い年代の方に認知症サポーターを知っていただく取り組みを行っています。

この講座はですね…
この90分の講座を受講していただくと、
誰でも“認知症サポーター“になれる講座です。

 

今回も前回に引き続き、まんのう町福祉保険課地域包括支援センターの方々と、認知症キャラバンメイトの方々を講師にお招きし、参加者のみなさまと一緒に考える講座を9月20日(金)に開催しました✨

 

まずは、テキストを見ながら認知症を理解することから始めます。

認知症になると脳の働きはどのようになるのか、行動や、心理症状などくわしくお話してくださりました。参加者のみなさまも、うんうんとうなずきながら真剣に聞かれていました🥰

 

みなさんは、人と会話するとき、どこを最初に見ますか。
そうです。「目」ですよね!
今回は、生まれたばかりの赤ちゃんの人形を参加者のみなさんが一人ひとりだっこして、まずどこを見るか実際にだっこしてみました。

子育て経験がある方が多かったので、だっこするのも慣れている様子…。
自分のお子さんや、お孫さんをだっこしたことを思い出して、参加者のみなさまも私も
にこにこ笑顔🥰
参加者のみなさまも最初にみるのは、もちろん「目」でした。

 

今回の講座の主テーマである~ユマニチュードで広がるやさしさケア~とはどんなケアなの?
聞きなれない言葉ですが、介護するうえでもっとも大切な技術なのです✨
「あなたを大切に思っているという事を、相手が理解できる形で伝える」ため、目の高さで、声の高さや音量、前向きな言葉、ゆっくり相手に触れる、一緒に寄り添って寝たきりを防ぐことが大切とされています。
普通のようですが、自分の気持ちに余裕がないと簡単にはできませんよね💦
自分が介護される立場になったときはどうでしょうか?
優しく接してくれたらきっとうれしいと思います🥰

 

最後は座談会。
ここでは、この講座に参加するきっかけや、好きな時間などアットホームな雰囲気でお話することができました✨
日頃の介護の体験談など、とても貴重なお話が聞けた座談会でした。

 

参加者のみなさまと一緒に認知症介護について考える時間を持つことができ、大変うれしく思っています。

来年度も、認知症サポーター養成講座を開催する予定です。

みなさまのご参加をスタッフ一同お待ちしています✨

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