毎年4月2日は、国連の定めた「世界自閉症啓発デー」です。また、4月2日から8日は「発達障害啓発週間」です。
近年では、自閉症やその他の発達障害に対する理解を進めるための啓発活動が世界的な規模で展開されています。日本でもランドマークのブルーライトアップなどの活動が全国各地で行われております。
当館でも、発達障害への理解を深めるため3月31日(土)に香川県ふじみ園 鶴窪彩子様、しょうがい者生活支援センターふらっと 主任相談支援専門員 大西史訓様、発達障害者支援センターアルプスかがわ センター長 新井隆俊様を講師にお迎えし、「気になる大人の発達障がい」の講演会を図書館内で行いました。
昨年開催した子どもの発達障害の講演会に引き続き2回目となる今回は、大人の発達障害に焦点を当てて講演いただきました。
講演では、スクリーンを使って、それぞれの特性や支援について丁寧にご説明いただきました。参加者の方たちはそれぞれメモを取りながら熱心に耳を傾けていらっしゃいました。障害のありなしに関わらず苦手なことはサポートしあい、お互いを理解しようとすることが大事だと思いました。
講演の最後には、県内の相談窓口について、大西様よりご案内いただきました。
「こういった時はどうすればいいの?」ということがありましたら、お住まいの場所に応じた相談窓口がございます。
まんのう町では福祉保健課が相談窓口となっています。
図書館では、香川県内の相談機関や今回講師を務めてくださいましたアルプスかがわさんのパンフレットを配布しております。
講演会終了後には、お部屋に分かれて順番に個別の相談会も行いました。
ご参加いただいたどの方も聞きたいことを聞くことができたとご満足いただけたようでした。
発達障害について正しく知ることは、支援を必要としている人たちやそのご家族を、個人だけでなく地域で支える第一歩となります。図書館がその一歩のお手伝いとなれるよう定期的に発達障害関連本の展示や講演会を行っていきます。
現在も、4月15日(月)まで関連本やパネルの展示を行っております。
アルプスかがわさまからお借りした資料や本も同時に展示しております。本は貸出も出来ますので、ぜひお手に取ってご覧になってください。