今月から、ブログ版の教養講座に「星空講座」が加わることになりました (^_-)-☆
星や宇宙の不思議、天体観測のコツなど、星空に関する素敵なお話をしてくださるのは、香川県を中心に活動をされている、星のソムリエの松野俊博さんです。
テーマ【おうち天体観測】
みなさんこんにちは。「星のソムリエ」の松野といいます。
今日はまんのう町立図書館のブログにおじゃまして、「おうち天体観測」のお話をさせていただきます。
この数カ月、コロナ禍でたくさんのイベントがなくなり、天体観測会も中止が相次いでいます。
がっかりされている方も多いかもしれませんが、実は、おうちからでも星空は楽しむことができるんですよ。
「おうち天体観測」を楽しむのに、高価な望遠鏡や大げさな設備は必要ありません。
目の前に広がる夜空と、皆さんの想像力があれば、無限に楽しめます。
本日は、そんな楽しみ方のヒントをこっそりお教えしますね。
天体観測で一番初めに見てもらいたいのは、お月さまです。
毎日同じ時間に観測すると、少しずつ月が大きくなりながら、東へ移動していくのが分かります。
そして満月を迎えると、ウサギさんが餅つきをしている姿が見えますよ。
このウサギさんですが、国が違えば見え方も随分と違うようなんです。
例えば中国では「ガマガエル」に見えたり、ドイツでは「まきをかつぐ人」、アラビア圏では「ほえるライオン」に見えたりもするようです。
(出典:『調べる学習百科 月を知る!』吉川真/監修 三品隆司/構成・文 岩崎書店)
文化や宗教が違えば、連想するものも違ってくるんですね。
みなさんも満月をいろんな方向から眺めて、何が見えるか探してみてください。
ウサギさんがしているのは、お餅つきではないかもしれませんよ (^_-)-☆
次に、「じぶん星座」という天体観測遊びについてお話します。
「じぶん星座」とは、夜空に自分で思い思いの星座を作って楽しむ遊びのことです。
星座のことを何も知らなくても大丈夫。
星と星をつないで、自分だけの特別な星座を作っちゃいましょう!
ちなみに私は、まんのう町立図書館のマスコットキャラクターで「かりまいちゃん座」を作ってみました。
いかがでしょう。かりまいちゃんに見えますか?
みなさんも、夜空のキャンバスに自由に線を描いて、自分だけの星座を作ってみてください。
星は好きだけど、星の名前とかは知らないし…
大丈夫です。まずは自由に遊んでみればいいんです。
少なくとも私は星空は楽しむものだと考えていますよ。
今年の十五夜は、10月1日です。
十五夜の夜に月を見てみましょう!
お月見をしながらウサギかな?カニかな?ライオンかな?と考えてみてください。
(レオマワールドで撮影したスーパームーン:本人撮影)
松野さん、素敵なお話と写真、ありがとうございました。
皆さんも、おうち天体観測を楽しんでみてくださいね。