今どきの介護~技術とケア~

図書館では毎年9月の「世界アルツハイマー月間」に併せ、福祉講座を開催しています。
今回は、9/14(日)に、社会福祉法人正友会仲南荘介護課長の村上由佳さんを講師にお招きし「今どきの介護技術と介護ケア」をテーマに、介護用具やケアの仕方などを見ながら実際に体験できる講座を開催しました✨

 

私たちが普段食事する場合、何らかの原因で飲みものが食道を通らず気管に入ってむせてしまうことがありますよね。
特に高齢者は要注意!高齢になると咀嚼力や嚥下力などが低下しているため、誤嚥することが多くなります。誤嚥を防ぐには正しい姿勢で食事することも大切ですが、もうひとつ食事介助としてどのような工夫があるのでしょう?

それは飲みものや、食べものに「とろみ」をつけることです🥄
とろみをつけることによって、飲みこむことを助ける効果があります。実際にトロッとした食材は喉にひっかかることなく食べられますよね。

とろみをつけた飲みものはどんな感じなのか、参加者のみなさんも試飲してみました。全く味も変わらずおいしくいただけましたよ。
飲んだり、食べたりしたあとは…体外に排出しなくてはいけませんよね。

成人の1日の尿の排泄量は1000ml~1500mlだといわれています。現在の排泄ケア用品はギャザーで横漏れを防ぎ、ポリマーの吸収率も昔よりはるかによくなっているほか履きやすくなっています。

パンツタイプのサイズの選び方は、大きすぎたり小さすぎたりするものを選ぶと隙間ができたりズレたりしれ漏れる原因になるので要注意です⚠
ドラッグストアなどでいろいろな種類がありますので、使いやすい排泄ケア用品を選ぶと良いですね。

介護される側、する側双方において安全で安心な方法といえば「抱え上げない」「持ち上げない」「引きずらない」ケアが重要です。そこでモリト―リフトという便利な介護用品があります✨

モリト―リフトや、まだ正友会さんでも導入されていない音声でお知らせしてくれる介護ベッドが登場!参加者のみなさんの中にはご自宅で介護されている方、介護の現場で働いていらっしゃる方もいて最新の介護用具に興味深々のご様子…👀✨
このような介護用品を使うことによって、介護される側、する側双方の負担軽減につながります。
介護をしていると、注意していてもヒヤッとする場面があるかもしれません。そういう場合はリフトの力をかりるのもひとつの手です。

今回の講座では、参加者のみなさんと介護用品や食事介護補助を実際に見たりいろいろな体験をしました。講座の後半には、この場合どうすればよいのかなどの質問が数多くあがりました。現場で働く正友会さんのアドバイスも的確で、たくさんの経験を積んでいるからこそのアドバイスだなと感じました。自分たちが体験することで自分が介護される側の立場になって考える大切さがわかった講座でした☻

次回は11/9(土)に正友会さんの「介護のお悩み相談会」が10:00~12:00に開催されます。
予約制ですが、当日参加も大丈夫です!
なんでもお気軽に相談できる貴重な機会ですのでぜひご参加ください。

お待ちしております✨

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