展示が入れ替わりました🎃

すっかり過ごしやすくなりました😃
今こそ活動するチャンス!
図書館では、秋が楽しくなるお手伝いです。
ぜひ展示コーナーをご覧になってワクワクを見つけてくださいね!

特設コーナーは『あたらしい趣味をはじめよう』
涼しくなって、やる気がもりもり湧いてくる💪
あたらしい趣味を開拓するにはピッタリな季節ですね!
「何か始めたいけど具体的には思いつかな~い!」という方も、本を手にとって夢中になれることを探してみませんか?

ミニ特設Cコーナーは『わくわくパーティー』
楽しそう!
お月見にハロウィン、お祭りと、秋は気分が盛り上がりますね✨✨

今月のSDGs特集は、目標10『人や国の不平等をなくそう』
スーパーなどで「国際フェアトレード認証ラベル」のついた製品を見かけた人もいるのではないでしょうか。ラベルのついた製品を購入することによって、開発途上国の生産者や労働者、子どもたちの生活が守られることを知っていますか。ひとりの小さな行動が、大きなアクションにつながります。私たちが住んでいる日本でも、さまざまな理由で偏見や差別に苦しみ悲しんでいる人がいます。まずは自分たちができることからはじめてみませんか。

ティーンズコーナー今月のおすすめは『人との関わりの中で……』
人と関わることって難しいですよね。悩みの種がいっぱい……
でも、人と関わることで楽しい思い出もできるし、成長することもできます。
おそれずに一歩踏み出してみて。本がそっと背中を押してくれますよ。

ティーンズ図書だよりからは『「ことば」にズームイン』
辞書で引いてみると、自分が知っている以外の意味や使い方に気づくときがありませんか?
まだまだ知らない日本語に様々な形で出会えるように本を集めました。手に取ってみてください。

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琴平町立琴平中学校 職場体験レポート📚

まんのう町立図書館では、毎年近郊の中学校からの職場体験の受け入れを行っています。
今年も9月25日・26日に、琴平町立琴平中学校の生徒さん1名が職場体験に来てくれました。

朝礼でまずは自己紹介。2日間一緒に仕事をするスタッフと初顔合わせです。最初は緊張の面持ちでしたね。
朝礼が終わったら開館業務を行います。返却ポストの本の回収や新聞を綴じたり、本棚の整理など、手分けして準備を行います。
開館したら大きな声でご挨拶。気持ちよく利用者の方をお迎えします。
中学生の挨拶に、常連の利用者さんからは「職場体験ごくろうさま」や「頑張ってね」というお声をいただきました!

つづいて、カウンターで返却業務の体験です。一冊、一冊丁寧に本の返却をしていきます。ゆっくり間違いのないように作業をしっかり行ってくれました。
職場体験の事前インタビューで、「図書館のいろいろな仕事」に興味があると聞いていたので、カウンター以外の業務も体験してもらいました。

まずは、新しく入った本を棚に並べるお仕事。本は、ただ並べるだけではありません。請求記号という分類番号順に並べていきます。そして、スタッフが紹介文に使用した本は「面出し」といって表紙を表側に向けて並べます。背表紙が並んでいるより本の表紙が見えたほうが手に取ってもらいやすいからです。中学生も「なるほど~」という表情で本をきれいに並べてくれました。
本の修理も体験しました。
図書館の本は多くの人が利用するので傷んでしまうことも多いです。破れてしまったり、ページが外れるなど修理の必要な本は専用の糊で少しずつ貼り付けていきます。細かい作業は難しいですね。

二日目はレファレンス体験。
図書館では「レファレンス」といって、利用者さんの調べものをサポートするサービスがあります。今回は、質問している人が何を必要としているのかを聞き出すことにチャレンジしましたよ。調べていた内容が載っている本を見つけると嬉しくなりますね。

他にもテーマコーナー展示、本の紹介文を書くなど多くの体験をしました。

最後に、職場体験の感想を聞くと…「図書館は思ったよりたくさん仕事があって大変だなぁと思った」とのことでした。
図書館では、返却や本の整理だけでなく見えない仕事が沢山あります。多くの人に本をたくさん読んで欲しいと思う図書館の思いが伝わったと感じました。今回は、図書館を職場体験に選んで来てくれてありがとうございました。これからも、ぜひ図書館に足を運んでくださいね。

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9月&10月のおはなし会

はじめの頃は暑かった9月ですが、どんどん涼しくなってきましたね😃
日中はまだ暑いけど、そろそろ冷たい食べものも飽きてきちゃった…。
そんな季節にぴったりなおはなし会が開催されましたよ🍚

9月5日(金)10:30~ あかちゃんのためのおはなし会

台風一過。皆既月食も近いこの日は、お月さまをテーマに
あかちゃんのためのおはなしかいを開催しました。

あれあれ!? いつのまにか変身!
お月さまの形って変わるね。絵本と歌でお月さまを味わっちゃおう。

ほかにも、まあるいお月さまみたいなおだんごが出てくる紙芝居や、
台風みたいなぐるぐるが出てくる絵本を楽しみました。

みんなでお月見できましたね!

 

9月13日(土)14:00~ さぬき語りの会おはなし会

今月は「おいしいもの」がテーマでおはなしを読んでくださいました😊

最初のおはなしは…
「ジュウジュウジュウ」「ばりばり」「ぺろぺろ」
おいしい音が聞こえてきました…
絵本のイラストもとっても美味しそう🍦
なにを食べているかな?みんなで当てっこ。

わらべ歌では、たぬきがきつねに遊ぼう♪と誘うと…
ごはんの最中だから、お昼寝の最中だから、と2匹のかけ合いが
楽しい手遊びをしました。

紙芝居では、不思議なおなべに「おなべよ、にえろ」と言うと、おかゆがどんどんと溢れ出てきて…最後は町じゅうが美味しいおかゆだらけに😲!!!
紙芝居舞台の中のおかゆはとっても迫力があり、子どもたちの目もくぎ付けに👀!

最後はさぬき語りの会さんより、折り紙のたぬきときつねを参加してくれたみんなにプレゼントしてくださいました。

今月も楽しいおはなしをありがとうございました🥰

 

9月21日(日)10:30~ すまいりぃおはなし会

「秋の気配」をテーマに絵本や紙芝居を読んでくださいました。子どもたちに読んでもらいたい絵本を聞いてから、おはなし会がスタート!

みんながよく知っているどんぐりが出てくる歌には、その後のおはなしがあったんです。
つづきのおはなしを歌いながら読んでくれました。
みんなも絵をのぞきこみながら真剣に聞いていましたね。

子どもたちからリクエストのあった大型絵本!!!
おはなしの中に出てきた、あおむしが食べたものを元気に声に出してくれました。

もうすぐ中秋の名月ということで、おつきさまが出てくる絵本や、おすしや、やきそばが出てくる絵本も、みんなでリズムよく手をたたきながら楽しみました。ちょうどお昼ごはん前で、おなかがキュルンと鳴りそうに💦

今月もたくさんのおはなしを聞いて楽しい時間を過ごしましたね😊

ありがとうございました(^^♪

今月のおはなし会で紹介した絵本はこちらです。

来月のおはなし会の予定はこちらです。

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大人のためのおはなし会 9月

9/6(土)の大人のためのおはなし会は、いつもは毎月子どもたちのために楽しいおはなしをしてくださる すまいりぃ の皆様が登場。
今回は、「MY FAVORITE BOOKS」と題して、皆様のお気に入りの本や大切な本を
ご紹介いただきました!

最初は、歳を重ねてきた“大人のみなさま”に響く言葉を朗読。
そうでした。“明日”より“今日”が若いんだー。

続いて、桜の木を植えてつながっていく想いを描いた、やわらかな絵の美しい絵本を
読んでいただきました。
想いが染みてきます。。。

最後は、楽しい落語紙芝居で。だじゃれいっぱい!みんなで笑って
おはなし会が終わりました。

 

次回は2025年11月1日(土)10:30からです。
どうぞお楽しみに!

【プログラム】
・『置かれた場所で咲きなさい』
渡辺和子/著 幻冬舎

・『はるさんと1000本のさくら』
ただのぶこ/作 中央公論新社

・『鯛』
桂三枝/文 黒田征太郎/絵 アートン

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大人のおしゃべり朗読会

9月15日(月・祝)10:30~12:00
今年度、第2回目の大人のためのおしゃべり朗読会が開催されました。
今回は「エッセイ」をテーマに朗読の世界を楽しみましたよ。
講師は前回に引き続き、俳優でコキカル主宰の桐子カヲル氏です。

まずは、からだをほぐしながら肺を広げていきます。
みなさん少し緊張気味の様子。
準備が整ったら、さあ朗読の始まりです(^^♪

最初は「。」までの1文を順番に読んでいき、まずは声を出すことに慣れてもらいました。

だんだんと、部屋全体にリラックスした雰囲気が溢れてきて、みなさんも穏やかな表情へと変わってきました。

何度か読むうちに作品の内容や情景、作者の心理を感じ取る気持ちの余裕も(^^)

声に出して読んでいく中で、読んでいる声の主を聞き分けられる強者も現れましたよ☺️✨️

朗読を読み終えると、他の人の感想に共感したり、色々な意見から作品の新たな視点に気づいたり、みなさんでたくさんのおしゃべりを楽しみました。

おしゃべり朗読会で出会った初対面のみなさん。
みんなの“声”で1つの作品を作り上げていくというクリエイティブな時間だったのではないでしょうか。

 

【今回の朗読会で使用したテキスト】

◆『暮らしのなかの工夫と発見ノート② あたらしいあたりまえ。』
松浦 弥太郎/著 PHPエディターズ・グループ

◆『トットのピクチャーブック』
黒柳 徹子/著 (株)実業之日本社

 

次回の朗読会は12月1日(月)10:30~12:00を予定しております。
参加にはご予約が必要です。

一緒に声を出して朗読を楽しんでみませんか?
みなさまのご参加をお待ちしています。

 

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今どきの介護~技術とケア~

図書館では毎年9月の「世界アルツハイマー月間」に併せ、福祉講座を開催しています。
今回は、9/14(日)に、社会福祉法人正友会仲南荘介護課長の村上由佳さんを講師にお招きし「今どきの介護技術と介護ケア」をテーマに、介護用具やケアの仕方などを見ながら実際に体験できる講座を開催しました✨

 

私たちが普段食事する場合、何らかの原因で飲みものが食道を通らず気管に入ってむせてしまうことがありますよね。
特に高齢者は要注意!高齢になると咀嚼力や嚥下力などが低下しているため、誤嚥することが多くなります。誤嚥を防ぐには正しい姿勢で食事することも大切ですが、もうひとつ食事介助としてどのような工夫があるのでしょう?

それは飲みものや、食べものに「とろみ」をつけることです🥄
とろみをつけることによって、飲みこむことを助ける効果があります。実際にトロッとした食材は喉にひっかかることなく食べられますよね。

とろみをつけた飲みものはどんな感じなのか、参加者のみなさんも試飲してみました。全く味も変わらずおいしくいただけましたよ。
飲んだり、食べたりしたあとは…体外に排出しなくてはいけませんよね。

成人の1日の尿の排泄量は1000ml~1500mlだといわれています。現在の排泄ケア用品はギャザーで横漏れを防ぎ、ポリマーの吸収率も昔よりはるかによくなっているほか履きやすくなっています。

パンツタイプのサイズの選び方は、大きすぎたり小さすぎたりするものを選ぶと隙間ができたりズレたりしれ漏れる原因になるので要注意です⚠
ドラッグストアなどでいろいろな種類がありますので、使いやすい排泄ケア用品を選ぶと良いですね。

介護される側、する側双方において安全で安心な方法といえば「抱え上げない」「持ち上げない」「引きずらない」ケアが重要です。そこでモリト―リフトという便利な介護用品があります✨

モリト―リフトや、まだ正友会さんでも導入されていない音声でお知らせしてくれる介護ベッドが登場!参加者のみなさんの中にはご自宅で介護されている方、介護の現場で働いていらっしゃる方もいて最新の介護用具に興味深々のご様子…👀✨
このような介護用品を使うことによって、介護される側、する側双方の負担軽減につながります。
介護をしていると、注意していてもヒヤッとする場面があるかもしれません。そういう場合はリフトの力をかりるのもひとつの手です。

今回の講座では、参加者のみなさんと介護用品や食事介護補助を実際に見たりいろいろな体験をしました。講座の後半には、この場合どうすればよいのかなどの質問が数多くあがりました。現場で働く正友会さんのアドバイスも的確で、たくさんの経験を積んでいるからこそのアドバイスだなと感じました。自分たちが体験することで自分が介護される側の立場になって考える大切さがわかった講座でした☻

次回は11/8(土)に正友会さんの「介護のお悩み相談会」が10:00~12:00に開催されます。
予約制ですが、当日参加も大丈夫です!
なんでもお気軽に相談できる貴重な機会ですのでぜひご参加ください。

お待ちしております✨

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展示が入れ替わりました🌕

9月も中旬になりました。
夏休みも遥かかなたへ遠ざかり…なのにまだまだ暑い🌞💦
ぜひ涼しい図書館でゆったり過ごして、リフレッシュしてください!
新しい展示に入れ替わっていますよ~♪

 

特設コーナーは、「音楽と名画」

鑑賞して楽しい絵画の本や、手軽に始められる楽器の入門書など、芸術の秋にぴったりな本を集めました♪

 

今回の作家を深ぼりのコーナーは、「海外のミステリー文学賞」!

日本発のミステリーが世界へ!
王谷晶さんの『ババヤガの夜』が、2025年ダガー賞翻訳部門を受賞しました!
日本人初の快挙となったこの受賞を記念して、海外のミステリー文学賞の受賞作をたくさん集めましたよ✨

 

ミニ特設コーナーは「落語・頓智話」「くびがなが~い動物は?」

面白い話と、でっかわいいキリンがやってきました!
思いっきり笑って、かわいさに癒されてください😃

 

今月のSDGsコーナーのテーマは、目標8「働きがいも経済成長も」

世界では貧困などの理由で小さい時から家計を助けるために、劣悪な環境で働く子どもがたくさんいます。日本では若年層をターゲットにした「闇バイト」が急増し、事件にもなっています。どうすれば、性別や年齢に限らず全ての人が安全な環境で、適切な給料が支払われるような仕事につくことができるのでしょう。
今回は、さまざまな仕事と経済的な豊かさについて考える本を紹介します。

 

ティーンズ今月のおすすめは「大人になっていく君たちへ」

大人になるってどんなこと? 自分のやりたいことが見つからなくて……。
そんな、あなたの不安や疑問の参考になる本を集めました。

 

ティーンズの図書だよりは「秋といえば……食欲の秋」

何を食べても美味しい季節、読むとおいしくてほっこり幸せになる本を集めました。
秋の夜長にいかがですか?

 

ティーンズの森からは、おすすめの展示も!

今月、ティーンズの森・7つのコーナーのリストを更新しました。
本の紹介も新しくなっていますよ。
紹介文を参考に本を選んでみてくださいね。

 

 

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郷土史講座「中寺廃寺跡~若き空海も修行した中寺廃寺を探る~」

8月24日(日)10:30~12:00
会議室にて郷土史講座「中寺廃寺跡~若き空海も修行した中寺廃寺を探る~」が開催されました!
大人気の講座、今回も あっというまに定員いっぱいになりました😲

 

さて今回のテーマは大川山の西尾根に位置する国史跡、中寺廃寺跡。
そこで、若き空海も修行したのではないか? という仮説を立てて考察していく講座です。

まずは、空海がどんな人物だったのかを伝える絵図を見ます。
空海の幼名は真魚。筋斗雲に乗って仏様と議論したり、友達と一緒に仏像を作って拝んだり、四天王がその身辺を守っているなど、幼少期から仏と共にあったことが描かれます。
そして幼い空海の伝説、そのクライマックスはやはり捨身行!
御年七つのその年に衆生の為に身を捨てて…法要などで唱えられる弘法大師和讃でもおなじみのエピソード。
捨身行は、山林修行の最終行だそう。空海は幼少期から山林修行に関心があったのかも…?

空海が大学を退学してから唐に渡るまでの約10年間は謎に包まれています。その期間に身を投じた山林修行の中で、中寺でも修行を行ったのではないか?というのです。

ところで、山林修行者って?
俗世の喧騒を厭って自らを社会から切り離した世捨て人…?
そうではないようです。
当時の僧侶に求められたのは、祈祷の力。そのための超能力「験」を高めるために山野に分け入って修行し、資源開発や医療、国境警備にも携わっていたそうです。中寺はエリート僧侶の育成のために、国衙がバックになって運営された山林寺院なんですって。山林修行は、僧侶としての栄達に不可欠なものだったんですね。
なんだか思ってたより組織立っていてかっこいいぞ…!

空海が修行を行ったと言われる四国の行場は、太龍山・室戸・石鎚。
それらの行場で、空海は数々の奇跡的な出来事に遭遇したり、魔物を退けたりします。
身をもって体験することが、「験」を高める上で重要なことなんだそうです。

ひとつの行場での修行を終えると、次の行場へと山林修行者は渡っていきます。それを辺路(へじ)修行といって、大辺路は四国全体の山林寺院を結んでいたそう。当時の中寺は有力な山林寺院。辺路修行の中で、空海が中寺で修業した可能性はあるんじゃないでしょうか。
ちなみに、この大辺路が後の四国遍路の原型なんだとか。

 

霊山の条件は、その見晴らしのよさ。
大川山は、丸亀平野を超え、遥か瀬戸内海の塩飽諸島さえ見晴るかす眺望を持ちます。
その大川山の西尾根、お話はいよいよ中寺廃寺跡へ!

古代国家の解体と共に後ろ盾を失った中寺は、中世には姿を消し、長らく地名や言い伝えに残るのみとなっていたそう。
それが見つかるなんてすごい!
人間の伝承の力! 探求心! ロマンに溢れていますね✨

現在では3つのゾーンに分けられていて、それぞれ建立時期が異なることが分かっています。

まずは、中寺で最初に現れたB地区から見ていきました。
古来からの山岳信仰と仏教が結びついた山林寺院の形態は特殊で、礎石の配置から複数の復元図が描かれたそう。B地区の建物跡は、最初は仏堂と予想されましたが、今では真ん中を通路が貫く割拝殿という建物であったことが分かっています。本殿と割拝殿の通路、その前の広場が大川山と一直線に結ばれるこの地区は、祈りゾーンとも呼ばれています。山岳信仰の寺院にぴったりな名前ですね。
この地区からは空海以前のものや、8世紀末のものが出土していて、B地区が8世紀末には出現していたことを裏付けます。
空海が山林修行に身を投じた時、既にB地区は存在していたのです。

中寺の各地区の建立時期を空海の動向と比較してみると、謎の10年とB地区の出現時期が重なり、空海が故郷に近い中寺で修業を開始したかも知れない…そんなストーリーが考えられると…先生は、ちょっぴり照れながら、空海を主人公にした筋書きを語ってくださいました。

中寺が廃れた後の大川信仰はどうなったのでしょう?
中寺が廃れても、霊山大川への信仰が失われたわけではありません。
金剛院を拠点とし、児島五流修験が大川信仰の新たな担い手となったのではないか? という説をお聞かせくださいました。
脈々と信仰が続いてゆく様に、ほっと安心しますね。
思わず山に手を合わせたくなります🏔

講座の最後は恒例の質問タイム!
みなさま、熱心に質問したり、自説をお話されたりと、熱意が溢れる時間となりました。

廃れてしまったのは寂しいけれど、だからこそタイムカプセルのように古代の姿を今に伝えてくれる中寺廃寺跡。ロマンいっぱいの時の旅を楽しむことができました。

 

今回の講義内容は、池内先生がご自身のブログで公開してくださっています!
とっても詳しくて勉強になりますよ😲
ぜひご覧ください!

https://tono202.livedoor.blog/archives/32811626.html
https://tono202.livedoor.blog/archives/32814618.html
https://tono202.livedoor.blog/archives/32826518.html
https://tono202.livedoor.blog/archives/32848689.html

 

次回の郷土史講座は、10月18日(土)
「増田穰三~まんのう町最初の国会議員は、電力・鉄道産業のパイオニアでもあった~」です!
詳しい内容につきましては、後日、館内掲示のほか、図書館ホームページやFacebook、告知放送などでもご案内いたしますので、こちらもぜひご参加ください!

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第二回「あなたの企画図書館でやってみませんか?」

8月30日(金)の閉館後、第二回「あなたの企画図書館でやってみませんか?」を開催しました。
「みんなで作るみんなの図書館プロジェクト」としてまんのう町にお住まいの方から、図書館でやってみたいことを募集するこの企画。第二回となる今回は3名の企画発案者と2名の観覧者の方がご参加くださいました。

「折句(おりく)」という言葉遊びのおもしろさを織り込んだ色紙づくりや、まんのう町の地質や土壌を知ってもらう化石発掘のフィールドワーク、まんのう町にまだない子ども食堂の提案など、発案者の御三方とも、まんのう愛にあふれた企画を発表してくださいました。
企画案に、さまざまな意見も飛び交うなど、それぞれの想いや情報を交換することもでき今回も大変有意義な時間となりました。

まだまだ知らないことの多い町内の魅力を知ってもらえる企画や、今地域が抱える課題に切り込んだものなど、参加者のまんのう町の良さを知ってもらいたい、町内を盛り上げようという熱量がひしひしと伝わってくる会でした。
また、参加者のご意見から図書館が拠点となり人と人をつなげることの大切さや図書館の存在する意義も同時に感じました。
特に「町内のあちこちで図書館を感じることができたらいいな」という言葉は、とても心に残りました。これからも図書館がハブとなり、多くの人をつなぐ役割を担えるよう精進します。
2回目の開催となった今回の取り組み。時間配分など、まだまだ至らない点ばかりでご参加の方々にはご迷惑をおかけしたと思います。
ご参加くださったみなさま、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

図書館では引き続き、町民のみなさまから「こんな図書館だったらいいな。」や「図書館でやってみたいこと。」を募集いたします。

次回の「あなたの企画図書館でやってみませんか? 」は11月21日(金)18:30~です。
まんのう町立図書館は、町民みなさまの交流の場となるよう「つながる図書館」をめざします。

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子ども司書体験講座(小学生の部、中学生の部)

毎年、夏休みには、小学生、中学生に来てもらい、司書体験を行ってもらっています。
今年も、子ども司書体験講座を開催し、たくさんの子どもたちに、図書館のお仕事を体験してもらいました(*^▽^*)

まずは、小学生の部の様子から♬
小学生の部は、7月25日(金)と8月3日(日)に行いました。
どちらも、開館前に集まって、開館準備からスタートします!
今は9時半!図書館のOPENは10時!
ということで、30分でチームに分かれて、準備しますよ~!どんな準備があるかな?
今回は、同じ小学校のお友だち同士でのお申込みも多く、はじめてのお友だちはドキドキした様子でしたが、いっしょにお仕事を体験するうちに、仲良く協力して取り組めましたね。

朝一番のカウンター体験では、本の確認もしながら、しっかり笑顔であいさつ(*^▽^*)
図書館や分類、司書についてのお勉強の時間も、がんばりました!
司書に向いている人ってどんな人だと思う?という質問には、みんなそれぞれ、「本が好きな人」「記憶力のいい人」「体力のある人」「器用な人」など、たくさん考えて答えてくれました♪
どれも正解!図書館のお仕事には、いろんなお仕事があるので、みんなで協力して図書館のお仕事をしていますよ~と言うと、朝の協力した経験から、うん!うん!とうなづいてくれました(o^―^o)

レファレンス体験では、実際に司書になった気持ちで、本を探している利用者さんの情報が書かれたカードに合わせて、本を探します。それぞれ、どんな理由でこの本を選んだのか、一生懸命説明してくれました。

朝からお昼までの、あっという間の体験講座。今回、修了証書をお渡ししたのは、2日間で10名でした!
10名の子ども司書さん、これからもたくさん図書館を使ってくださいね!

 

8月2日(土)13:00~  子ども司書体験講座(中学生)

今日は中学生の『子ども司書体験』がありました。
読み聞かせや電子図書館を使う体験をしました。
町立図書館で『からだの不思議』のイベントをしているのに合わせて『からだ』をテーマに読み聞かせの本を選んで練習しました。
読む速さや声の大きさ、本の持ち方やめくり方に気を付けて練習しましたよ。
読んだ本を展示する時に一緒に設置するポスターも作成しました。
どんな色を使ったら見やすいか悩みながら丁寧に作っていましたね。

本番前には利用者の方にお声がけをして読み聞かせの案内もしましたよ。
さぁ、読み聞かせ本番です。
たくさんの人がおはなしを聞きに来てくれました。
ちょっと緊張していましたが、とても落ち着いてわかりやすく読めていましたね(^^♪

読み聞かせの後は、ipadで電子図書館を使う体験をしました。
電子図書館を利用するのは初めてということで貸出・返却の練習をしてみましたよ。
英語の本は音声も出るのでビックリしていましたね。

参加した中学生にとって初めてのちょっとドキドキの体験でしたが貴重な経験になったと思います。おはなしを聞きに来てくださったみなさんもありがとうございました。

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