まんのう町立図書館では、毎年近郊の中学校からの職場体験の受け入れを行っています。
今年も9月25日・26日に、琴平町立琴平中学校の生徒さん1名が職場体験に来てくれました。
朝礼でまずは自己紹介。2日間一緒に仕事をするスタッフと初顔合わせです。最初は緊張の面持ちでしたね。
朝礼が終わったら開館業務を行います。返却ポストの本の回収や新聞を綴じたり、本棚の整理など、手分けして準備を行います。
開館したら大きな声でご挨拶。気持ちよく利用者の方をお迎えします。
中学生の挨拶に、常連の利用者さんからは「職場体験ごくろうさま」や「頑張ってね」というお声をいただきました!
つづいて、カウンターで返却業務の体験です。一冊、一冊丁寧に本の返却をしていきます。ゆっくり間違いのないように作業をしっかり行ってくれました。
職場体験の事前インタビューで、「図書館のいろいろな仕事」に興味があると聞いていたので、カウンター以外の業務も体験してもらいました。
まずは、新しく入った本を棚に並べるお仕事。本は、ただ並べるだけではありません。請求記号という分類番号順に並べていきます。そして、スタッフが紹介文に使用した本は「面出し」といって表紙を表側に向けて並べます。背表紙が並んでいるより本の表紙が見えたほうが手に取ってもらいやすいからです。中学生も「なるほど~」という表情で本をきれいに並べてくれました。
本の修理も体験しました。
図書館の本は多くの人が利用するので傷んでしまうことも多いです。破れてしまったり、ページが外れるなど修理の必要な本は専用の糊で少しずつ貼り付けていきます。細かい作業は難しいですね。
二日目はレファレンス体験。
図書館では「レファレンス」といって、利用者さんの調べものをサポートするサービスがあります。今回は、質問している人が何を必要としているのかを聞き出すことにチャレンジしましたよ。調べていた内容が載っている本を見つけると嬉しくなりますね。
他にもテーマコーナー展示、本の紹介文を書くなど多くの体験をしました。
最後に、職場体験の感想を聞くと…「図書館は思ったよりたくさん仕事があって大変だなぁと思った」とのことでした。
図書館では、返却や本の整理だけでなく見えない仕事が沢山あります。多くの人に本をたくさん読んで欲しいと思う図書館の思いが伝わったと感じました。今回は、図書館を職場体験に選んで来てくれてありがとうございました。これからも、ぜひ図書館に足を運んでくださいね。