先日、9月16日(土)19:00~21:00、香川県を中心に活動する星のソムリエ、松野俊博さんを講師に招き、星み隊 天体観測イベント「星空へぐっと近づこう」を行いました。
まずは、望遠鏡で土星の観測です!
土星は、望遠鏡では白っぽく見え、輪っかも衛星もしっかり確認することができましたよ。
また、最新の機器を使って、M13を観測します。最新だなんて、ワクワクしますね😊
設置した小さな装置からWi-Fiでタブレットにデータを送り、何枚もの写真を重ねることでだんだんと画像が鮮明になっていくみたい。科学の力ってスゴイ!
たくさんの小さな星が集まったM13の美しい姿がタブレットに映し出されました。
続いて、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』で有名なアルビレオを観測。
アルビレオは、はくちょう座のくちばしの先端に位置する二重星です☆★
松野さんの「どんな色に見えたか教えて」という言葉に、子どもたちが次々と色を答えていました。
黄と青という意見が多かったのですが、色は人によって見え方が違うので、何色でも正解なんですって😊
その間にタブレットに映し出される天体も変更されました。アンドロメダ銀河です!
太陽系がある天の川銀河のお隣さん。
いずれ天の川銀河と衝突するという怖いおはなしにヒヤリ。
でも近づいているのなら、いつか本当に汽車で行けちゃったりして!?
なんて……
いえいえ、衝突は人類がとっくにいなくなってるような、ずっとずっと遠い未来のこと😓
最後にタブレットに映し出されたのは、こと座のベガのそばにあるリング状星雲、M57◎
なぜ輪っかの形をしているんでしょうか👼
この星雲は、星が爆発した後の姿で、真ん中には中性子星があるんだそう。
イカリングみたいな輪っかがきれいに確認できました😃👍
観測の間には、松野さんから宇宙のおはなしを聞かせていただきました。
「天の川銀河の中心のブラックホールは、あの辺りにあるよ」の言葉にみんなビックリ!😲いて座の近くにあるそうです。近年、地上の8つ地点の電波望遠鏡を結合して10000km(!?)の望遠鏡を作り出し、ブラックホールを捉えたんだって!
ブラックホールと聞いたら吸い込まれて死んじゃうんじゃないかと不安なりますが、27000光年離れたところにあるので心配ないみたい。宇宙的数字ってホントすごいですね。大きすぎて想像が及びません😓
ブラックホールに落ちたらどうなるんだろうという気になる疑問のも答えてくださいました。
遠すぎて誰も行けないので推測の域を出ないらしいですが、意識のあるまま体が引き延ばされ、最終的にバラバラになるんじゃないかと言われているとか😨
怖すぎる……。
少し前に話題になったオリオン座のベテルギウスの超新星爆発は、あと100年200年は起きなさそうとのことで残念! 見たかった!
七夕のお話も聞かせてくださいましたよ。
日本では7月7日に七夕のお祝いをしますが、七夕が日本に伝わったのは、約1400年前、遣唐使が中国に派遣されていた頃。今のように短冊に願い事を書くようになったのは約400年前で、徳川幕府により字が上手く書けることが出世に繋がるようになったからなんですって!時代と共に人々の願いは変わってゆくものですが、みなさんはどんなお願いをしましたか?🎋
そろそろ片づけを始めようかという頃に、なんと東の空に木星が昇ってきました。
そこで急遽、木星の観測に。
縞模様も、複数の衛星も観測できました。
イベント開始時には雲がかかっていましたが、暗くなるにつれて空も晴れ渡り、絶好の天体観測日和になりました。思っていた以上にいろんな天体を観測でき、興味深い宇宙のおはなしもたくさん聞けて、とっても充実した観測会になりましたよ🌟
松野俊博さん、集まってくださったみなさん、ありがとうございました!!