第2回福祉講座を行いました

3月12日、2回目となる福祉講座が開催されました。

前回の講座から引き続き参加してくださった方もいれば、今回初参加だという方も。

多くの方のご参加、ありがとうございます!

 

今回のテーマは「移動・食事・排泄などのケアのポイント」。

介護をする上でも大事な要素であり、「これってどうなんだろう、どうすればいいんだろう……?」と疑問や不安に感じることも多くあるかと思います。

そんな疑問を解消すべく、今回も引き続き介護のプロである正友会さん達と一緒に学んでいきたいと思います!

 

前半は、移動のケアの方法について。

一口に車いすや杖、歩行器といっても、いろいろな種類があり、その使い方もさまざま。

実演を織り交ぜながら、ひとつひとつ丁寧に解説してくださいました!

また、使い方についてより知ってもらうべく、参加者の方にも実際に福祉器具を体験していただきました。

普段の生活では見慣れないものもあり、皆さん興味津々な様子…

「これはどうやって使うの?」などと、職員の方に熱心に質問される方の姿も多くみられ、会場はとても活気に満ちていました!

 

後半は排泄・食事のケアの方法についてです。

排泄というのは、とてもデリケートな問題。

プライバシーの確保はもちろんのこと、きちんとサイズのあった紙オムツを使ってもらうことが大事だ、というアドバイスを頂きました。

紙オムツの付け方についても実演があり、真剣な表情で見ておられました。

一転して、食事のケアに関するアドバイスを頂く時は、和気あいあいとした様子に。

介護食の一例として今回試食していただいたのは、飲み込みやすいゼリーのおやつや、とろみのついたお茶。

食べることが楽しくない……というのは、やっぱり辛いものです。

そういった辛さを少しでも和らげるよう、食べものは噛みやすく、飲み込みやすいように調理・本人にとって食器を見えやすいものに変える・明るさなどといった食事環境を調整などといったちょっとした工夫が大事なのだということを、試食や職員の方のアドバイスを通して理解された様子でした。

参加された方の中から「血糖値が高い場合の食事は?」「早い段階で食器の見えやすさを意識した方がいいのか?」などといった質問も。

そんな疑問にも丁寧に答えてくださり、安心された様子でした!

そうこうしているうちに、あっという間にイベントは終わりの時間に……。

終了後には相談会が開かれ、介護について気になったことについてざっくばらんに話す時間が持てました。

福祉講座「認知症~もしも家族が認知症になったら?~」は全二回の開催でした。

今回のイベントを通して、認知症そしてその介護に関して学ぶことが多く、図書館にとっても非常に実りのある時間でした。

正友会の皆さん、そして参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

図書館では、次年度も引き続き福祉講座を続けてまいります。これからも地域のみなさまに福祉について発信できたらと思います!

 

イベントには参加できなかったけれど、介護について知りたいな…と思った方。

図書館には様々な本があります。是非お気軽に借りに来てみて下さい!

 

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