子ども司書体験が行われました📚

 

8月7日(日)に、実に3年ぶりとなる子ども司書体験講座が開催されました‼

たくさんの子どもたちが参加してくれた体験講座をリポートします。

 

図書館司書の仕事…それは、なにをおいても本の貸出、返却作業です。まんのう町立図書館では、1日に数百冊の本が貸し出され、そして返却されます。多いときには約700冊に及ぶことも!

貸出は、利用者さんご自身で、自動貸出機でデータを読み込んでいただく方法をお願いしていますが、返却はスタッフが手作業で行います。

まずは、本の裏面に付貼されているバーコードを読み込み、返却します。返却された本を次にだれかが予約していないか、特別な展示に利用されている本ではないか、返し忘れている本はないか…ひとつひとつチェックしながらの返却です。

みんな真剣な表情です☺

パソコン上での返却が完了すると、今度は本の中身チェック。

しおりやレシートなどが挟まったままになっていないか、汚れたり破れたりしているところはないか、丁寧に見ていきます。

そして、本を書棚へ…

図書館の本はどこに何があるのかわかるように分類されています。0(総記)から始まって9(文学)まで、分野ごと番号順に書棚に並んでいます。書棚でも、間違って違う分類の本が紛れ込んでいないか、詰込みすぎて取りづらくなっている書棚はないか、目を光らせながら、本を書棚に戻します。

館内地図を片手に、図書館を右往左往…なかには分厚く大きな本もあります。何冊も持って歩くのは、けっこうな重労働。間違いないようにと、気を張る作業でもあります。

利用者の皆さんが、探しやすく、取りやすいように書棚に並べたら、返却完了。

 

そして図書館司書の仕事で、もうひとつ大切なのが「利用者の皆さんに本を紹介する」ことです。

町立図書館では、毎月たくさんのコーナー展示を行っています。スタッフがそれぞれテーマを決め、本を集めて展示します。なにか本を読みたいけど、なにを読んだらいいか分からない…という利用者さんにも手に取ってもらえるように、興味を引くようなテーマを決めることはもちろん、ポスターやポップなどで「こんな面白い本があります!」とアピールします。

今回は、夏休み特別企画のセンター展示に合わせて「世界とつながる本」を1冊ずつ選んでもらい、おすすめの一言!を書いてしおりにする作業をやってもらいました。

本をじっくり読んで…

この本のどこを、どうおすすめしたら、みんなに読みたい!と思ってもらえるか…

同じ本でも読む人によって視点が違います。面白いと思うところ、感動したところ、勉強になったところ、自分なりの「良さ」を見つけてください。

今回の講座はここまで。終了証を受け取って終わりです。約2時間の図書館司書体験はどうだったかな?

みんな、とっても満足げな表情してますね~

子ども司書体験で作成した、子どもたちのおすすめ本紹介のしおりは、センター展示横に設置したコーナーに展示しています。ぜひ皆さん、見に来てくださいね!

図書館のお仕事、これから興味を持ってくれたらうれしいです♪そして、本のことももっともっと好きになってくださいね♪

 

 

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