卒入学式やお花見など、今年は春の一番いいところを楽しむことが叶いませんでしたが、ようやくゆっくりですが日常を取り戻しつつありますよね。
一時は街中どころか、日本中からマスクが姿を消し、マスク探しに奔走…といった話もあちこちで聞かれました。
町立図書館のスタッフにとっても、マスクはお仕事中の必須アイテムです。
ないと困る…(-_-)
誰もが焦りを隠せずにいた頃、救世主が現れたのです!
3D立体マスク!!!
手芸の腕前がプロ級である当館スタッフのOさんが、仲間のためにマスクを手づくりしてくれたんです (^_-)-☆
表地に使われているのは、香川の伝統工芸品である、「保多織(ぼたおり)」の生地なんです。
その歴史は古く、1689(元禄2)年に、初代高松藩主・松平頼重公が産業開発と幕府への献上品のため、京都出身の織物師・北川伊兵衛常吉に創らせたのが始まりだそうです。
特殊な織り方により、ふわっとニュアンスのあるワッフルのような凸凹が生まれるんだとか。
通気性と吸水性に優れ、暑くなるこれからの時季にぴったりのアイテムなんです !(^^)!
ワンポイントの刺繍、何に見えますか?
カモ…、いえいえ、ヒントは図書館にたくさんあるものです。
答えは、「開いた本」なんですよ (^^♪
日ごとに気温もぐんぐん上がり、夏に近づいていますが、今年はこの「おそろマスク」で、町立図書館は一丸となって、暑さにもコロナにも負けずに頑張っていきたいと思います!
当館には「保多織」が紹介されている本もありますので、ご興味のある方はご覧になって下さい。
『一緒に暮らす布』 小澤典代 著 新潮社 (5867オ)